ギター機材オタクがMS50Gが最強マルチエフェクターである理由をまとめる

みなさん、今日もギターを愛でていますか?過去の蓄積が今日の自分をつくり、今日の行動が明日の自分をつくる、こんなことを自分に言い聞かせながら練習を継続しているギタリストRimo(@RimoGT)です。

それでは早速本日の話題に入りましょう。本日は、MS50Gを2台所有し、3年以上使い続けている筆者がいまだ最強のマルチエフェクターだと言う理由を、ご説明していきます。

「今更?」「他にももっといっぱいあるだろ」と思った方がいるかもしれません、どうか今回これを読んで、自分に当てはまっているなと感じた方は、ぜひボードに組み込んで見ることを検討してみてください。

MS50Gとは

Zoomから発売されている、コンパクトで高性能なマルチエフェクターです。メーカーでは、「マルチストンプ」と言うカテゴリに分類していますが、機能的にはマルチエフェクターと考えてもらって間違い無いでしょう。

有名ギタリストも愛用

You Tubeを中心にご活躍されているジャズギタリストの宇田大志さんも愛用しています。機材のレビューはあまりされない方なのですが、MS50Gについては細かいセッティングまで語った動画をアップされています。

Rimoも、2年くらい使ってからあまりに良いので昨年にもう1台追加購入することにしました。同じエフェクターを壊れてもないのに2台購入した事なんて、25年ギターを弾いてきて初めてのことです。

なんで今更・・・

MS50Gを知っている方からしたら、「なんで今更そこなんだよ」と言う方が大半を占めるのではないでしょうか。しかし、所有している人は、「わかるわかる」と頷いてくれていることと思います。発売は2012年頃でしたので、発売からかなりの期間が経っています。しかし、時間が経ったからこそ、この機種が最強であるといえるのです。

不動の地位を確立したロングセラー商品

1990年代のZoom製品は、いわゆる「ヤスモノ」でした。安かったから初心者の頃はかなりお世話になりましたが、その印象が消費者としての本音です。

しかし、Zoomは生まれ変わりました!このところ本当にいい製品を提供してくれます。しかもお財布には優しい価格で。これはアマチュアにとってはとてもありがたいことですよね。MS50Gも近年のヒット商品の一つとして、長い間ラインナップされています。

2012年以上大きなモデルチェンジはないままですが、それだけ機材としてよく出来ていると言うことのあらわれです。そして、他メーカーにこれといった競合がなく、しかも低価格。最強です。

MS50Gを使ってみて良かったところ

それでは本題の、MS50Gの魅力についてお話ししていきます。

練習にもライブにも最適

とにかく万能です。練習でもライブでも大活躍してくれています。詳しくみていきましょう。

直感的に操作しやすい

ボタンが少ないから操作が簡単で、とても直感的です。これって凄い大切な要素です。マルチの操作覚えるのって、超めんどくさくないですか?

やっと使い慣れてきた頃にまた新しい機種がでて、また覚えないといけない・・・。マルチの設定って、一回音が決まればそんなに頻繁に触るものでもないので、再び設定し直す時には操作を忘れていてイライラします。これってマルチエフェクターあるあるですよね。

長年の経験から、この時間って結構無駄で排除すべきものだと思っていて、コンパクトエフェクターに近いシンプルで直感的な操作性は本当にありがたいです。

一般的に、マルチエフェクターに設定されている音って、どんな音ががイメージできるように無理やり名付けた英語だったり略語だったりしますよね。

あれってまず名前見て、次に弾いてみて、ああそういうことね、って何となく理解するじゃないですか。これも正直手間なんですよね。MS50Gは、画面に可愛いエフェクターの絵が出てくるので弾かなくても絵を見ればイメージできるのがいいところです。

エフェクターの絵が出てくるのは、設定しながらのワクワク感にも繋がります。布団の中で設定しながらニヤニヤしてしまいます。

音がいい

一番大事な要素ですが、当然音がいいです。32ビット浮動小数点演算・・・とにかく聞いてみたらわかります。音はめちゃくちゃいいです。

プロの本格的な録音に使えるっていう話ではないですよ。でもアマチュアが楽しむには十分すぎるレベルです。

音色が豊富

172個も種類があります。欲しい音は全て網羅されています(リストはメーカーサイトからご確認ください)。王道ペダルのシミュレーションやマニアックな飛び道具的なものまで、さらにはアンプシミュレーターまでついています。基本かけっぱなしにする音色を割り当てて、メインとして使うもよし、普段あまり使わないけどたまに必要な音色を全部割り当てるもよし。

持ち運びに最適

とっても小さいボスコンサイズ

マルチなのにボスのコンパクトエフェクターのサイズとほぼ変わらない大きさです。ボードの納まりがとってもいいです。

これも何気に重要なポイントで、マルチをコンパクトと組み合わせてボードを組もうとすると、サイズが違うので結構場所を取るんですよね。その心配が全くありません。小さいボードでも無駄なく配置することができます。Rimoはなるべく小さいボードを組みたいので、すごいメリットです。

バッテリー駆動

単3電池2本で動きます。アルカリ乾電池で7時間とメーカースペックにはあります。エネループでもアマゾン電池でも動きますし、もちろんACアダプタも使えます。「布団の中で設定してニヤニヤしちゃう」ことができるのは、電池で動くからです。ACアダプタだとケーブルが煩わしいです(電源ONには、インプットジャックにシールドを挿す必要があります)。

MS50Gのイマイチなところ

もちろん、欠点もあります。使ってみてイマイチだなと感じたところをご紹介していきます。

足での切替が苦手

足で操作できるのは、中央のボタン1つのエフェクトのONOFFのみです。Rimoは曲中にエフェクトをどんどん変えるような演奏はしませんが・・・例えばシューゲイザーの方には向かないペダルと言えます。

これの対策として、横にシフトするボタンが足で操作できるようになるものが売っています。興味がある方は「MS50G 増設スイッチ」と検索してみてください。メルカリヤフオクで売られています。

分解して追加スイッチで操作できるようにする強者もいます。

ヘッドホン出力端子がない

アンプシミュレータがついてるんだからこれは欲しかった・・・とても惜しいポイントです。ただし、LR出力がついているので、「ステレオミニメス-モノラルフォンオス×2」の変換ケーブルをさせばヘッドホンから出力できます。Rimoはこの方法でヘッドホン対応にしました。見た目はちょっといけてませんが、目的は果たせています。

同時使用できるエフェクトの数は最大6個だけど・・・

同時使用できるエフェクトの数は最大6個なんですが、一部のブティック系エフェクターとか、アンプシミュレータを使うと、同時使用できる数が減るんですよね。これがすごく残念。やっぱり処理が難しいんでしょうね。Rimoが2個買った理由の一つはそこです。

しかし、ボスコンサイズのエフェクター2個で300個以上のエフェクターを並んでいるのと同じと考えたら、ありえないコンパクトさです。

まとめ

お疲れさまでした。MS50Gがいまだ最強な理由がご理解いただけたでしょうか?

MS50Gは設計コンセプトがとてもユニークで優れていますし、音も良くて価格も抑えられていますから、一つ持っていて損しないペダルです。

他のギタリストのMS−50Gのレビューも気になる!という方は、サウンドハウスさんに80件以上のレビューがありますので、チェックしてみるのがお勧めです。

MS50Gを使って、いい音を出すための基本的なセッティングについてノウハウをまとめた記事がありますので、気になる方は参考になさってください。

参考:MS50Gのセッティングの仕方が分からない人向けおすすめ設定方法

また、MS50Gが2個買いをして、Line6のHX Stompを超えることができた理由を解説している記事がありますので、そちらも合わせてどうぞ。

参考:【ギター】8千円のMS50Gが8万円のHX Stompを超えた裏技

それでは、Love Guitar!

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