【ギター】レッスンとは、上達の特急券を買うこと【僕の師匠はバークリー】

レッスンと聞くと、どうしても「料金が高い」というイメージがつきまといます。Rimo(@RimoGT)もはじめはそう思っていました。

1時間いくら、という計算を頭の中でしてしまうと、普段自分が独学で弾いている時と比較してしまいがちですよね。

しかし、実際は全く逆の発想で考えることが必要です。

例えば、歩いて何時間もかかる場所に行きたいとします。

しかし、電車に乗ってしまえば数分でつくなら、電車でいきますよね。

この感覚を持って考えてください。

「自分が独学でたどり着くのにかかる時間が1ヶ月であるところを、30分でたどり着ける。

この、「余計にかかる時間を買う」という感覚が、レッスンを受ける価値になります。

レッスンを受けるとは、「上達の特急券を買う」ということと近い意味合いがあります。

それを踏まえ、本編に参りましょう。

前回のお話で、ギターレッスンを受けることを決めたRimo。いよいよレッスン開始です。

前回のお話をまだお読みで無い方は、前回の記事をご覧下さい。

参考:僕の師匠はバークリー ギターを習いに行ってみた 申し込み決心

とうとう、レッスンを申し込んだ

レッスンの申し込みを済ませ家に帰ったあとも、少し興奮していた。

どんな先生だろう、どんなレッスンになるのだろう、一年後、どんなプレイができるようになっているだろう…。

いよいよレッスンの日

いざ出かけるとなったときに「どのギターを持っていくべきか」が急に気になり始めた。

何事も、はじめはどうでもいいことがすごく気になる。

ジャズといえば、ギターはセミアコかフルアコと相場が決まっている。

Rimoはハードロックやベビーメタルなどの激しめな音楽にハマっていて、所有ギターはトンガったものばかりだ。

セミアコもフルアコもない。

一通り悩んで、一番それらしいと思われるストラトにした。

車にストラトを乗せて、教室のあるショッピングモールへ向かった。

いってらっしゃい特典

教室は確か楽器屋さんの奥にある。

教室に行くとき、あのセミロングの店員さんに「いってらっしゃい」と言ってもらえるという、小さな特典をもらいに楽器屋さんに入る。

あの店員さんがちょうどレジにいて、向こうもこちらに気づいた。

「あ、ギターレッスンですよね?教室はこっちじゃなくて、店の外に扉があります」

「え?店の奥にあるんじゃないんですか?」

「あっちは個人向け、部屋が小さいんです。今の時間帯は先生がグループレッスンに入られているので、次のレッスンも引き続きグループ用の大きな部屋を使ってください。案内しますね。」

店の外に出て、モールの通路を歩いて教室に案内された。

「次回から、直接この教室に来ていただいて結構なんで。あ、まだ前の方たちがレッスンされてますね。中から人が出てきたら、入っていただいていいので。」

「あ、はい…ありがとうございました。」

店員さんは店に戻っていった。

その後も、いってらっしゃい特典は一回も貰うことはなかった。

待つこと10分

しばらくして、中からレッスン生の人が出てきた。男性3人、Rimoより若そうな人2人、年上っぽいひと1人。お互い知り合いというわけでは無さそうな距離感。

教室の中には先生と思われる人影が見えた。

さあ、いよいよだ。

少し緊張しながら重たい防音室の取っ手に手をかけた。

先生と初対面

ドアをじわりと開けると、部屋は白い壁で明るく、床に硬めのじゅうたんが張ってある。

ホワイトボードと、椅子が4脚。それにBossのCUBEが4つ置いてある。

ギタースタンドには、アイバニーズの黒いフルアコが立てかけてあった。

「こんにちは」

Rimoと同じ歳か、少し若いか。

細身の体。横長で縁の細い眼鏡に浅黒い肌。

この方がバークリー先生か

「はじめまして、Rimoと申します」

「はじめまして、杉田といいます」

お互いの簡単な自己紹介を済ませたあと、レッスンの内容へと話が進む。

レッスン内容について

「基本的には、こちらが準備している内容に沿って進めますけど、Rimoさんのようにジャズのアドリブがしたいといった要望があれば、そのように変えることは可能ですよ。」

よかった。これでバークリーメソッドを学ぶ権利を得たのだと心の中でガッツポーズ。

「あと、ストラトでも大丈夫ですか?」

「全然オーケーですよ」

レッスンスタート

「じゃあまず、ジャズブルースから覚えましょう。このコード進行はさまざまな曲で使われている進行で、セッションでも必ず演奏されるんです。キーはFメイジャーです。」

メイジャー。でた、バークリー。カッコいい。

バークリー先生はホワイトボードにスラスラとコード進行を書いていく。

「その、C-7のマイナスってなんですか?」

「マイナーです。mとは書かずに-と書くことが多いですね。こっちの方が簡単でしょ?」

12小節の中に、知らないことが盛り沢山。それを余すことなく全てわかりやすく答えてくれた。

書き終わると先生は振り返り、

「はい、じゃあこれを弾いていきましょう。はじめは伴奏を一緒に弾いて、途中からぼくがアドリブをとります。合図を送りますのでそこからRimoさんがアドリブしてみてください」

いきなり、「アドリブをやってみよう」

いきなりか。このレッスンのスピード感

不安はあるけど、不思議とやってやろうという気持ちの方が強い。

「できなくても大丈夫ですよ、気にしないで」

伴奏開始。そして先生のアドリブパートへ。

伴奏を止めちゃいけない。必死に食らいついていく。こんなに真剣に、連続してセブンスコードを弾くことがあっただろうか。

しかし、途中でつっかえてしまった。

先生はアドリブラインを弾き続ける。

「いいですよー、次のFから入りましょうー、1、2、3、4」

見事に誘導してくれた。

「はいそれではアドリブをかわりましょうー、1、2、3、4」

2回ほど弾いて、エンディングを弾いて、終了。全く余裕なし

楽しい時間はあっという間

「はい、お疲れ様でした。Rimoさん、指がしっかりと動いていますね。フレーズは力強いロック、ブルースといった感じですね。」

ええ、ロックギタリストですから!

褒められたと勘違いして勢いよく答えるRimo。あとあと考えたら超恥ずかしい。

「今回のレッスンはこれでおしまいです。次回までの宿題についてお話しします。」

えっ、もう30分?時間が経つのが早すぎる

「この進行のテーマとなるメロディを、一つ弾けるようになってきてください。スタンダード曲を書いておきますね」

そう言ってホワイトボードに4、5曲タイトルを書いてくれた。

「いろんな人のバージョンがありますから、iTunesで検索して、気に入ったものをダウンロードすればいいですよ。」

レッスン後

「このあとも別の人のレッスンが入っているのですか?」

「いえ、Rimoさんが今日は最後です」

「じゃあ一つ質問いいですか?」

「もちろん」

「僕が弾いたら、全然ジャズっぽくならないんですよね。それがなんでなのかがいまいち分からなくて」

「なるほど。じゃあちょっとみておいてください」

先生がそういうと、ギターを再び肩からかけて弾きはじめた。

レッスンの醍醐味

さっきの先生の演奏は、自分も弾いていたから聴く余裕がなかったけど、今回は集中できる。

実はRimoは心の奥底で、自分もそこそこギターを弾いてきたし、技術的にはそんなに変わったもんじゃないでしょ、などと思っていた。

しかし、バークリー先生のギターから奏でられる、美しいメロディ、いきいきとしたリズム、惹きつけられるダイナミクス。

全てが異次元。

「こうやって、コードをならしていなくても、後ろで伴奏が鳴ってるように聞こえませんでしたか?こんな感じで弾きます。」

圧倒された。これがプロとしてギターで飯を食うということか。

「次回、そのことについてもお話ししますね。」

そう言って先生は自分のノートにメモを付け足した。超カッコいい。

帰り道

頭の中がほわんとしていた。

いろんな刺激的なことが同時に起こりすぎて、頭の整理が間に合っていない。

一つ言えることは、来週も楽しみだということ

つづく

まとめ

今回のやり取りで、どんなことが起こったのかを解説していきます。

レッスンを受ける前までのRimoは、

ジャスギターが弾きたくて、一通りそれっぽいことはやってみたが、結局何をやっていいかわからなかった

しかし、30分のレッスンを受けた後は、

初めにやるべきことがわかった

自分が知らなかった知識を一通り得た

セッションを体験した

お手本となる演奏を直接みることができた

楽しい!を実感し、モチベーションが高まった

独学では30分でここまで到達することは不可能です。

今は、調べればなんでもわかる時代になりました。

しかし、自分に本当に必要な情報だけを集めるにはものすごく時間がかかります。楽器の上達においては、はっきり言って無駄な時間です。

レッスンを受けることによって、情報収集にかかる無駄な時間をなくし、自分が進むべき道に一瞬でたどり着くことができるのです。

後は全力でそちらに進むことに時間をかければ良いだけです。

この「時間を買う」という部分に価値を感じ、自己投資するという発想が、レッスンを受けるということです。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。お疲れさまでした。

次回は、レッスンを重ねて、Rimoがどうなっていくのか…についてお話ししていきます。

第3回 レッスンは上達の魔法をかけてくれる

これまでの記事をまだお読みで無い方は、こちらからどうぞ。

第1回 申し込み時の心の葛藤を整理する

それでは、Love Guitar!

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