こんにちは、ギタリストのRimo(@RimoGT)と言います。今日もギターを愛でていますでしょうか?
ギターをしばらく弾いていると、調子を維持するためにメンテナンスが必要になったり、人とは違う個性を出すために改造したくなったりします。
修理や改造が自分でできちゃうのもギターのもう一つの魅力。
弾く以外でもギターに手を加えることによって、より一層愛着が湧きますし、自分でできればなおさら。
さらに自分でやると工賃も節約できるとメリットだらけ。
今回は、どんな修理や改造があるのかを難易度別にご紹介します。
はじめは簡単なところから始めていって、ギターへの愛をどんどん深めていきましょう。
それでは、いってみましょう。
修理・改造の最大のリスク
修理・改造の最大のリスクは、失敗して後戻りできない状況です。
大切なギターを、よくするつもりが壊れてしまっては大変です。今からご紹介する内容は、いきなりやったら絶対に失敗するものも含まれていますので自己責任でお願いします。
リスクの低減できる方法
そうは言っても、リスクを低減できる最善の方法があります。
その方法は、「ジャンクギターで修理・改造を練習する」です。
ギターの修理・改造は、一部を除いて要領をつかんでしまえばできるようになる作業が多いです。
ジャンクギターは1000円程度で手に入ります。
ジャンクギターを使って何回か練習してから実際のギターに施工しましょう。
レベル0 きれいにする
掃除
これを修理・改造と呼んでいいのか分かりませんが、きれいなギターは眺めても弾いていても気持ちがいいですよね。
古くてもきちんと手入れされているギターは、持ち主の愛を感じます。
柔らかい布で拭くだけでも十分きれいになりますし、たまにクリーナーやオイル塗布したり、綿棒で細かいところのゴミを拭ってあげるだけでギターも大喜びです。
貼る
ステッカーを貼り付けるのもお手軽改造の代表格。
お気に入りのバンドのステッカーをペタッとするだけで、何だかメンバーの一員になったかのような気持ちになってテンション上がります。
女性に人気のデコレーションを施したら、自分好みのお気に入りギターにもなります。
シールを貼ったらギターの音が悪くなる?
そんなの気にしちゃダメです。ギターは見た目です。
見た目に飽きてきたときのちょっとした気分展開になりますし、剥がして元に戻してもまたそれはそれで新鮮味があります。
ピックホルダー
ステッカー以外でギターに貼り付けるものといえば、ピックホルダーです。
ピックホルダーがネックの裏についていたら、なんか上手そうに見えます。
レベル1 ネジ、ナットを回す
弦交換
弦交換も改造とは言いがたいですが、太さやブランドを変えてみて、鳴りや弾き心地の違いを比べるのも楽しいです。
ストリングワインダーがあると便利。
数百円の安物はすぐ壊れるので注意。
オクターブ調整
オクターブ調整とは、正しくチューニングしても弦を押さえたときに音痴になる状態を、正しい音程が出るように調整すること。
ドライバーか六角レンチ、それにメトロノームがあれば簡単にできるので、ぜひ自分でできるようになっておきたいですね。
ボリュームノブ交換
自分の好きな色、形のものに変えてワンポイントに。
金属製のノブはマイナスネジか六角ネジで止まっています。
プラスチックのものはネジはなく少し硬いですが引っ張るだけで外れます。
外すときにボディに傷がいかないよう布をあててあげましょう。
ミリ規格とインチ規格があるのでそこだけ注意。
全般的に、アメリカのギターはインチ規格、日本のギターはミリ規格です。
ストラップピン交換
ストラップピンはプラスネジで止まっているだけですので、簡単に交換できます。
ストラップピンの改造といえば、ロックピンに交換することが多いです。
ストラップが抜けて落下する心配がなくなります。
ねじ山をダメにしてしまわないよう、サイズのあったドライバーを使ってください。
レベル2 研磨
ボディ、フレット、金属パーツを磨く
掃除より一歩踏み込んだ、磨きです。
長らく使ってついた小傷を磨きによって取り除き、新品のような輝きを取り戻すことができます。黙々と擦っていくだけの地味な作業ですが、結構ハマります。
小傷が消えたギターは、想像を絶するほどビッカビカです。是非やってみてください。
金属を磨いたクロスは真っ黒になりますが、これは汚れではなく金属粉です。
黒くなるからといってゴシゴシやりすぎないように。永遠に黒いのが取れてしまいます。
ギター専用品も売っていますが、Rimoは磨きには車用のコンパウンドを使いまわします。
フレットすり合わせ
フレットに溝や引っ掛かりができたときに行う、すべてのフレットの高さを揃えるように削る作業です。
難しそうにみえるものの、道具を揃えて手順さえ守れば、そこまで難しい作業ではないです。
レベル3 ハンダづけ
ハンダづけされている部品を交換すると、改造!って感じがしますね。
実際のところ音がガラッと変わりますから、楽しいです。
Rimoは学校で習っただけですが、そのレベルで十分です。
ハンダを吸い取る、ハンダをつける、この2つに必要な道具が有れば、自分でどんどん改造できます。
様々な音色の変化を楽しむことができるので、研究してみてください。楽しいですよ!
ピックアップ交換
音色が一番変わるところです。
注意点としてはギターとピックアップのサイズや形状をよく確認してください。
Rimoがギターの改造にハマったのはピックアップ交換からです。
コンデンサ交換
音色が若干変わります。
コンデンサ交換は価格が安く作業が簡単な割に変化は大きいと思います。
一時期ハマりました。
ポッド交換
少しマニアックですが、回路をバイパスしたり、トーンカーブを変えたり、ノブを回す重さを変えたりしたいときに。
レベル4 ネック、ブリッジまわり
レベル4からは、音にシビアに関わってくる部分で、ノウハウや知識がないと失敗する可能性が高くなります。
一通りの知識を得て、ジャンクギターで何回も経験を積んでからがいいでしょう。
自信がない方はリペアショップに持ち込んでください。
ペグ交換
チューニングにも音色にも大きく影響するペグ。
Rimoがもし初級者用ギターを手にしたら真っ先にペグを変えます。
ネジを外して引っ張れば外れます。
交換する時穴の位置が合わない時は、穴に木工用ボンドを入れてつまようじをさして穴を埋め、新しく穴を開け直してねじ止めします。
ナット調整、ナット交換
交換はまだ挑戦したことがありません…効果があると言われています。
弦の滑りをよくするために鉛筆の芯を塗る技はすぐにできるので自分でやりました。
ネック調整、ネック交換
調整だけなら、六角レンチでトラスロッドを回すだけなので作業自体はシンプルです。が、これもノウハウがありますのでしっかり勉強してからの方が無難です。
交換もいきなりは厳しいと思います。
ブリッジ調整、ブリッジ交換
ブリッジ交換は、互換品の交換なら難しくないです。
サイズが違う場合はボディに加工が必要になってきますので、やはり経験が必要です。
フレット交換
フレット交換もまだやったことありません。挑戦してみたいです。
レベル5 塗装
塗装が一番難しいです。
成功した試しがないです。
プラモデル塗装の趣味もあるとか、そういう人でないと間違いなく失敗します。
「缶スプレーでシンラッカー塗装」なんて筆者のような甘い考えは捨ててしまいましょう!
もう一度言います。
素人の塗装は絶対に失敗します!
まとめ
修理と改造の代表的なものについて難易度別にご紹介しました。
レベル3までは失敗しても後戻りがききます。
ここまで自分でできるようになっておけば、ギターのコンディションの維持と、自分好みのカスタムが自分でできるのでより一層ギターが楽しくなります。
ところで、しっかりとメンテされたお気に入りのギターは、壁にかけて眺めることができれば最高ですよね?
賃貸でも簡単に壁掛けができる方法をご紹介していますので、併せてご覧ください。
参考:ギターの壁掛け収納が壁に穴を開けず簡単に設置できる方法
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、Love Guitar!
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