こんにちは、管理人のRimo(@RimoGT)です。
今回は教本のレビューです。
タイトルの通り、「『ギターが下手』、原因の90%はリズム感」というタイトルの本です。
タイトルを見た瞬間に、グサッときました。
ギターを始めてから歳月を重ねるほど、リズム感の重要性に気づかされます。
うまい人の演奏には、その演奏に身をゆだねたくなるようなリズム感があります。
昔のRimoは、速弾き大好きギターキッズだったので、
「速さこそ正義!」
「音数は多い方が優勝!」
みたいな感覚でいました。
もちろん今も速弾きプレイは好きですが、それは「リズム感がいい人が弾く、速弾き」が好きなのであって、自分の『リズム感の悪い速弾き』は耳を覆いたくなるほどヒドイという自覚はありました。
速いとか遅いとか以前にその良し悪しが問われるリズム感。ずっとリズム感の悪さをコンプレックスとして抱えながらプレイし続けていました。
おかげで、ちょっとリズムが凝った曲では、
アドリブが苦手。コピーもそこそこ。
極端に覚えるのに時間がかかる。
これはセンスの問題なのか?
ノリの良い曲を聴きまくれば治るのか?
踊ればいいのか!?
などと考えながら、ずいぶん時間が経ってしまいましたね…。
しかし、そんなコンプレックスを克服するきっかけを与えてくれる本に出会いました。
それでは、いってみましょう。
第一印象は
この本を初めてお目にかかった時は、タイトルに後ろ髪を引かれたものの、手に取って読むまでには至りませんでした。
なぜなら、タイトルにある「リズム感」の「感」は感覚の「感」。そう、感覚的なことは本で身につけられるものだとは思えなかったからです。
今思えば、「何でもっと早く手にとらなかったんだ…」という気持ちです。
結論 リズムの本質が理解でき、上達が実感できる良書
この本、良書でした。
序章で心をグサグサと刺されました。
「リズム感が悪い人はこんな人」と、まるで自分のことを言っているかのように文章が綴られています。
そのあと、「うまい人のリズムのとらえ方」というとても概念的、感覚的な話を超わかりやすい言葉と絵を使って説明してくれているので、これまでのモヤモヤが次々と晴れ、とてもスッキリしました。
続いて、なぜリズム感が悪くなってしまうのかの理由、リズムの重要性もはっきりとわかり、「これなら克服できるかも!」という気にさせてくれました。
今まで考えたこともなかった切り口でしたが、非常に説得力のある説明でした。
著者は宮脇俊郎さん、さすが内容のクオリティは間違いないですね。
序章の内容が濃い
本はまだ第一章に入りません。
リズムの教本だけあって、音符と休符、楽譜の読み方など「今さら聞けない」基礎の基礎から、これまたわかりやすく解説してくれています。
おかげで、Rimoが読んでいたものは「楽譜」でなく「TAB譜に書かれた数字」だけだったことに気付きました。
今振り返って思えば、楽譜に複雑な休符が出てきた途端に頭がフリーズして、「押さえるフレットはわかったから、リズムは音源を聴けばいいや」という安易な思考回路になってしまっていました。
同じようになっちゃっている方、結構いるんじゃないでしょうか?
それではいつまで経っても、リズム感はよくならないとこの本は教えてくれます。
練習フレーズはリズム感の上達に特化
いよいよ練習フレーズに入っていくのですが、基本的に運指がシンプルなフレーズばかりです。その分リズムに特化して練習ができます。
運指がシンプルだからと侮ることなかれ、リズムが変わるとこんなにもカッコよく聴こえるのかと驚かされます。
まさに、自分が習得したい技術そのものでした。
まだ取り掛かり始めたところなのでリズム感が向上するまでには時間を要しますが、楽しんで練習できそうです。
上達を実感
今はゆっくりとですが、楽譜を読んでリズムを脳内再生することができるようになりつつあります。
また、今まで手癖のように弾いていたフレーズの譜割はこんなだなと脳内変換できるようにもなってきています。
宮脇さんがこの本でおっしゃる「未来的リズム感」とはこれのことかなと想像しています。
できる人にとってはレベルの低い話かもしれませんが、自分なりに進歩が実感できていますので、引き続き練習します。
最後に
今回はこれで終わりです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたはリズム感に自信がありますか?
不安だなと感じる方は、この本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
序章を読むだけでも考え方がガラッと変わるはずです。
最後に、Amazonの定額購読サービスKindle Unlimitedなら、月額980円でこの本は読み放題の対象になります。
また1か月の無料体験もあるので、この本を読むだけで元が取れてお得です。この本は1980円なので、すぐにもとが取れてしまいます。
Rimoは教本を片っ端から読みあさってます。
興味のあるかたは、関連記事も併せてご覧ください。
参考:ギター独学は無理じゃない!教則本を無限に読めるAmazonのKindle Unlimited
それでは、Love Guitar!
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