指が動くようになる!プロ実践のギター上達法51【おすすめ教本】

こんにちは、ギタリストのRimo(@RimoGT)です。

今回は、「指が動くようになる!プロ実践のギター上達法51」というギター教本を学んでみたレビューをご紹介します。

Rimoはここ最近ずっと運指にこだわってギターを練習してきたので、読む前はあまり真新しいことは書いていないだろうと思っていました。

「少しでも参考になればいいな」くらいの気持ちでページをめくりました。

結果的には、「さすがプロは運指についてこんなことまで考えていたのか!」と驚きの連続でした。

自分が甘かったです。でも、すごく勉強になりました

まだ一通り読みながら弾いてみた段階ですが、濃い内容がギュッと詰め込んであるので繰り返し練習できそうです。

読み物としても興味深いテーマばかりで面白かったです。

筆者としてはハマる内容

Rimoは20年以上ギターを弾いてきて、これまで「使えるフレーズ」「美味しいフレーズ」「ハッタリフレーズ」ばかりに目が行って、そんなことばかり練習していました。

正直ギターを弾いてきて1番の後悔、それは「基礎がないこと」です。

長年やっていると、上手くはならなくても上手いと下手の聴き分けはできるようになります。

聴き分けができてギターが下手だとどうなると思いますか?

自分の演奏を聴きたくないので弾きたくなくなるんです。聴くのがすごいストレスになります。でも練習しないと下手なまま。

ギターは好き、でも自分のギターは嫌い。

このジレンマにハマってしまうと抜け出すのは本当に大変です。

この状況を作り出したのは、基礎をおろそかにした自分です。

ギターは好きだから、続けたい。

薄っぺらい演奏をする自分を抜け出すために、基礎練習に特化した本を探していました。

結果、いい本に出会えました。

こんな人に向いています

中級者〜上級者向け

音楽理論の基礎が一通り理解できている人向けに書いてあります。そこまで難しくはないですが、知識がないと読み進めるのがちょっと厳しいと思います。

また、指の動きについてのノウハウもたっぷり詰まっていて、Rimoとしては超ありがたいお言葉ばかりでした。

しかし、「指の動き」というテーマは文字で伝えるのは非常に難しく、経験の少ない初心者には何のことを言っているのかわからないかもなという内容もいくつかありました。

ということで、中級者〜上級者の方向けです。

指をもっと自由に動かしたい方

TAB譜通りには弾けるようになってきた

スケールやコードは覚えた

でもそれらを弾きこなせていない

という方にはぴったりで、もうワンランク上の演奏をする上で知っておいた方が良い知識が満載。

「知識と技術を結ぶための本」と言えると思います。

体の一部としての「指の動かし方」や「運指練習」のみならず、「指板上のさまざまなコードの見え方」、さらには「右手の強化」まで紹介してあります。

1弦から4弦にルートがあるコード

人差し指固定で弦飛び

ハイブリッドピッキング

など、Rimoが数年かけて色々と調べながら学んだ内容がこの一冊に詰まっている感じなので、総まとめとして手元に置いときたい一冊です。

良書を手にするたびに思うこと、「もっと早く出逢いたかった…」。

この本の特徴的 10人の有名ギタリストのノウハウが集結

この本の1番の特徴は、10人の有名ギタリストの方々がテーマに基づいてそれぞれのノウハウを提供している点です。

このブログでもお名前があがったことのある宮脇俊郎さん、山口和也さんをはじめ、YouTubeや執筆活動でも活躍されている一流ギタリストばかりです。

多角的な視点からの解釈が得られるのでとても楽しいです。

かといって一貫性がないかと言えばそうではなく、テーマに沿って書かれていますので非常に体系的に学ぶことができると思います。

ここだけ注意

基本的には、テーマは演奏の根幹となる基礎の強化についてですので、「使えるフレーズ」「美味しいフレーズ」「ハッタリフレーズ」的なものはないです。

そこを期待する人にはおすすめしません。

派手なフレーズを引き立てるために必要な技術を身につけるための本だと考えてください。基本地味です。コツコツ系です。

しかし、すべてのフレーズに、「何を意図したエクササイズか」が丁寧に解説してあるので、惰性でただ弾いて飽きるのを防いでくれます。これはありがたいですね。

冒頭でもお話ししたように、筆者のような薄っぺらいギタリストにならないためにも、ぜひしっかりとした基礎力を身につけてくださいね。

最後に

曲の中の決めフレーズをカッコよく決めるためには、それ以外の部分も含めた一つ一つのプレイのクオリティがあってこそです。

今回の著書10人の皆さんの圧倒的なプロ意識、ギターとの真摯な向き合い方、そしてギターへの情熱を垣間見ることができました。

本の最後にある、お一人づつが読者に向けたメッセージをぜひ読んでみてください。

胸に突き刺さるものがあると思います。

最後に、Amazonの定額購読サービスKindle Unlimitedなら、月額980円でこの本は読み放題の対象になります。

また1か月の無料体験もあるので、この本を読むだけで元が取れてお得です。この本は1760円なので、すぐにもとが取れてしまいます。

Rimoは教本を片っ端から読みあさってます。

興味のあるかたは、関連記事も併せてご覧ください。

参考:ギター独学は無理じゃない!教則本を無限に読めるAmazonのKindle Unlimited

また今回ご紹介した本は「指が動く」がテーマでしたが、ギターを弾く上で重要なもう一つのテーマ「リズム感」について書かれた良書にも巡り合うことができました。

その本のレビューも書きましたのでぜひご覧ください。

参考:「ギターが下手」、原因の90%はリズム感 を学んでみた【教本レビュー】

それでは、Love Guitar!

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