アドリブ下手に聞こえるのはあなたテクニックの問題ではないし、センスでもない

こんにちは、ギタリストのRimo(@RimoGT)です。

年末年始は、ギターを弾く時間はとれましたでしょうか。コロナの影響で、自粛モードがまだまだ継続していく雰囲気ではありますが、そんな時こそギターの上達に専念できるチャンス!と前向きに捉えて練習できればいいですね。

さて、今回のテーマはアドリブ。

ギタリストとして、アドリブが上手くなりたい。自由にギターを奏で、それを聴いた人の心を動かすことができる。

それができたら、何と素晴らしいことでしょうか。

しかし現実は厳しく、伴奏にあわせて弾いてもちっとも上手くいかない。

リズムに遅れているわけではないのに、何かダサい

これは自分のスキルが足りないからだ!

まだまだ練習が足りない!

そうやって反省して、また技術の向上しようと練習しようと心に決める。

しかし、何回弾いても、やっぱりダサい。

これって、技術的なことではなく、根本的に何かが違うような…。やっぱりセンスがないのかな…。

そんなことを思った経験はありませんか?

ちょっと待ってください。

アドリブは、やみくもに弾きまくっても弾けるようにはなりません。

かといって、天性のセンスがなければできないものでもありません。

アドリブに対する知識、つまりアイデアの出し方とフレーズの作り方を身につければ、ダサいアドリブから卒業できます。

こんな人に向けて書いています

あなたは、以下のようなことをひたすらやっていませんか?

曲のキーのペンタを、

リズムを外さないように気をつけながら、

指が動くままに弾き、

フレーズの締めはルート音で解決!

心当たりがある方へ

アドリブを始めた頃は、この方法を教わる人が多いです。しかし、この方法こそがダサいアドリブを量産してしまうのです。

ほぼみんなが通る道ですから、落胆する必要はありません。

徐々にステップアップしていけばいいだけです。

アドリブがダサくなるのは原因がある

音楽には三大要素と呼ばれるものがあります。

リズム」「メロディ」「ハーモニー」です。

大きな原因の一つはリズムにあります。

拍の意識」がないことです。これは以前に記事を書きました。

音を鳴らす拍、休む拍を意識するだけで、グッと音楽的になる、という内容ですので参考にご一読ください。

参考:0.5秒でダサいアドリブを100倍かっこよくするコツ【ギター】

今回のテーマはメロディ

今回は、「メロディ」のお話をしていきます。「メロディの意識」をすることで、フレーズがカッコ良くなります。

アドリブをするとき、頭に思い浮かんだメロディがそのまま弾けたら、それは究極のアドリブといえます。

これは「ソルフェージュ」と言われる訓練によって身につけることができるスキルです。

楽譜を読んで、歌いながら同じメロディを弾くという練習方法です。

しかし、アマチュアギタリストにとってソルフェージュを習得するのはかなりハードルが高いと思います。もちろん私もできません。

そこまでしなくても、グッとくるメロディを奏でることは可能です。

さまざまな方法がありますが、今回は「ペンタ一発、フレーズの締めにルート音」でアドリブをしているギタリストに向けて、これまでのスキルの延長線でもうワンランク上のアドリブができる簡単な方法を紹介します。

それでは、いってみましょう。

解決方法は、ターゲットノート

紹介する方法とは、ターゲットノートを決めて弾くこと、です。

ターゲットノートとは、「狙いとなる音」という意味です。

つまり、曲の特定の場所で、特定の音を狙って弾くのです。

お気づきの方もいるかも知れませんが、「ペンタ一発でフレーズの締めにルート音を弾く」方法は、まさにターゲットノートを弾いていることになります。

ですから、半分くらいはすでに習得していると言えるわけです。でも、それだけではやっぱりダサいんですね。

ダサいアドリブの直すべきポイント

アドリブがダサくなる本当の理由は簡単にいうと、

フレーズの締めがワンパターン

締め以外があてずっぽう

だからです。

アドリブに限らずとも、例えば映画なりアニメで、話の締めがワンパターン、締め以外があてずっぽうなものに魅力を感じるでしょうか?

たとえ音楽をやっていない人でも、うすうすダメな演奏であることは容易に理解できてしまうわけです。

ですから、アドリブといえど、プレイヤーは演奏の意図や狙いを入れていく必要があります。

その狙いが、聴いている側を楽しませる重要な要素になります。

ターゲットノートを使った解決策

解決策を具体的に紹介します。

ルート以外の音で締めのバリエーションを

ルート音以外でフレーズの締めることを意識的に行ってください。

例えばキーAでAマイナーペンタを使うときに、いつもAで締めちゃうパターンからバリエーションを持たせます。

バリエーションはまず5度

まず、オケを鳴らして、E(5度)のロングトーンをずーっと鳴らし、Aマイナー上で違和感なく綺麗にサウンドすることを耳で感じてください。自信を持って、Eで締めていいことを確認してください。

響きの違いを実感してみる

次に、フレーズの締めにAを用いず、E(5度)で締める、これだけ意識して弾いてみましょう。

Aで締めた時とまた異なる響きではあるものの、ちゃんとフレーズが成立していると思います。

ルールを決めて演奏してみる

オケに合わせてペンタ1発で弾いてみましょう。

意識していただきたいのは、Aで締めるか、Eで締めるか、フレーズごとに毎回ターゲットを決めて演奏することです。

たったこれだけ意識することで、音の選び方やフレーズの組み立て方、運指ががらりと変わり、あてずっぽう感が格段にうすまったはずです。

締めのバリエーションが2つになるだけで、アドリブが多彩に聞こえます。

聴いている人は、2つの異なる終止感を感じることができます。

その次のステップは

同じように、締めのターゲットを変えていろんなフレーズをつくって遊んでみてください。

Aマイナーペンタの残りの音であるC、G、Dを締めのターゲットにして、同じように試しましょう。

コード進行が複雑になると、部分的に心地よくないコードが出てくることがあります。

その時は、逆に「弾いてはいけない音」として意識しましょう。

詳細は割愛しますが、コードとスケールの関係が理解できれば、この先どんどんと他の音についても使うことができるようになってきます。

もっと知りたいという方は、「アヴォイドノート」、「ノンダイアトニックコード」について調べてみてください。

ノンダイアトニックについてはこちらで解説しています。

知っているか知らないかは大事

フレーズの組み立てを意識したことがない人にとっては、たどり着くことが難しい発想だと思います。

ついつい、他人のフレーズをたくさん覚えようとTAB譜をひたすらあさったり、音数を増やして難しそうに聞こえるプレイをしてしまうのが普通だと思います。

しかし、こうやってアイデアを基にフレーズを組立てる準備を少しずつしていけば、地に足のついたカッコいいアドリブすることが少しずつできるようになってきます。

最後に

今回は、カッコいいアドリブを弾くためのヒントをご紹介しました。

筆者はこれまで、さまざまな方法でアドリブ上達を試みましたが、あてずっぽうか、人のコピーを繋げるプレイしかできるようになりませんでした。

だんだん自分のやっていることに疑問を感じるようになりました。

自分にとって、ギターとは何なのか。

適当に指を動かして、偶発的に出た音に一喜一憂すること?

楽譜通りに指を動かせる、手先の器用さを養うこと?

心の中に虚しさが立ち込めました。

そして、自分の中から出てきたフレーズを弾きたい、表現したい、という思いが強くなりました。

もう少し、ギターを続けてみよう。

もう一度、アドリブに挑戦しよう。

時間はかかりましたが、試行錯誤して考えた結果、それっぽい仮説が立ちました。

音選びに「簡単なルール」を決めることで、フレーズアイデアが出しやすくなり、説得力も増すことに気がついたのです。

今回はその「簡単なルール」の一例をご紹介させていただきました。

筆者はまだまだしょぼい演奏しかできませんが、自分でフレーズを作っているという満足感から、近ごろは再びギターを弾く楽しみが湧いてきています。

少しでも参考になったのであれば幸いです。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

Rimo Blogでは、他にもアドリブについて考察した記事があります。アドリブの中でも重要なニュアンスについての記事参考にどうぞ。

参考:【ギター】演奏がなんか下手に聞こえてしまう理由はニュアンスのせい

それでは、Love Guitar!

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