こんにちは、ギタリストのRimo(@RimoGT)です。
本日は、大ヒットナンバー、BTSの「Dynamite」のギターアレンジ特集をお伝えいたします!
2020年、2021年の年末年始、BTSは日本でもメディアに引っ張りだこで、Dynamiteを何度も耳にされたのではないかと思います。
Dynamiteはビルボードチャートも一位を獲得しました。
アジアの曲で一位になったのは、坂本九さんの「SUKIYAKI」が獲得した1963年以来なのだそう。
アップビートでファンキーなリズム、耳障りのよいメロディラインは、一度聴いたら脳内再生の無限ループにハマってしまいますよね。
そんなDymamiteですが、今人気のファンキーなギタープレイも入っていて、バシッと決めれば超カッコいい!気持ちいい!
この曲が弾けたら、注目を集めること間違いなしです。
アレンジなんて難しいよ…と思っている方も、安心して下さい!
この曲は構成がとってもシンプルなので、アレンジやアドリブの練習曲としてとってもおすすめなのです。
しかも、YouTubeでアレンジ動画が続々とアップされていて、参考にしたいプレイ満載。
ということで今回は、この曲を弾きこなしてみんなで盛り上がってください!
それでは、いってみましょう。
超やさしい楽曲解説
オススメギターアレンジ動画
それぞれのプレイについて解説
をご紹介していきます。
気に入ったプレイを習得して、ライブやセッションで盛り上りましょう!
超やさしい楽曲解説
コード進行は超簡単
この曲がアレンジ、アドリブにおすすめな理由は、シンプルなコード進行であること。
一つの同じパターンのコード進行を、ただひたすらに繰り返しているだけ。
C#m F#m B E
コレだけです。
キーはEメジャー。
6251の循環コードと呼ばれるものです。
無限にループし続けることができる定番の組み合わせです。
これで一曲通して弾けちゃうわけです。なんともシンプル。
曲のラストで
D#m G#m C F
という進行になりますが、これは一音上のキーFに転調して、6251の循環コードをループしているだけです。
盛り上げるポイント
コード進行はとてもシンプルなものは、曲として単調になりがち。
でも、この曲が聴いていて飽きることなくどんどん盛り上がるのは、
リズムのキレ
音の強弱
一つのコードにいくつかのバリエーション
こんな要素を取り入れることで解決しています。
以上を踏まえて、おすすめのアレンジ動画を見ていきましょう。
どれもカッコいいです!
ぜひとも目指したい上級プレイ!
まずは、最終目標にしたい憧れのプレイをご覧ください。
弓木英梨乃さんのご機嫌なプレイです。
カッティング、オクターブ奏法でメインのメロディを組み立てて、合間にEメジャーペンタのフレーズを挟んでいます。
転調後のパートでは、タイトなリズム感をキープしながら、チョーキングやスライドを駆使して曲を盛り上げています。最高。
そして、彼女の最強のアレンジテクニックは、笑顔。カワイイ。
ソロギターでのアレンジも気持ちいい
続いては、ソロギターでのアレンジ。
Andrew Foyさんのバージョン。
アレンジのポイントは、イケメンすぎてもはや嫉妬もしないレベルのルックス、男でも惚れそうになるような、チラッとこっちをみる仕草です 笑
この動画では、2カポのキーDで演奏しています。
コード進行はBm Em A Dとなりますが、これももちろん6251進行です。
TAB譜付きバージョン
アレンジするにあたって、どんな音を使っているかをざっくりと理解したいですよね。
そこではじめに観ることをお勧めしたいのがこちらの動画。
TABを流してくれていますので、アレンジのベースとして、音の確認にご覧ください。
基本的には、Eメジャーペンタトニックスケールの、9フレットから12フレット付近でのボックスポジションをイメージすると音使いの理解がしやすいです。
アコギバージョンはこちら。
4カポでの演奏で、キーはCになります。
この時の6251進行は
Am Dm G Cとなります。
ベース音とメロディ音の位置関係を掴むにはおすすめの動画です。
最も再生されているバージョン
Yewonさんのバージョンが、現状では最も観られている動画です。
キレのあるしっかりとしたカッティングプレイと、合間に挟むグリッサンドはぜひともマスターしたいプレイ。
Yewonさんの動画はギター、背景、服装の色彩がいつも綺麗で、いていてとても清々しい気分にしてくれるので大好きです。
ダウンチューニングでのソロギターアレンジ
Josephine Alexandraさんのバージョン。
1カポでの演奏ですが、大胆に2音下げてチューニングしています。
2音下げの1カポにすると、
6弦の開放が E→C#
5弦の開放が A→F#
になります。
C#とF#はコード進行に出てくるコードなので、左手でベース音を押さえる回数が減って演奏しやすくなるのと、開放弦のより広がりのあるサウンドを狙ったものだと思われます。
ソロギターのアイデアとしてぜひ参考にしたいです。
転調する瞬間に、カポがにゅっと3カポに動くところも注目ポイント。
転調後も、運指の形を変えずに弾くための工夫ですね。
まとめ
この曲はとにかく疾走感を出すことが演奏のキーポイントになります。
循環コードの動きをしっかりと手に馴染ませて、メロディラインと合間に挟む小技をバシッと決められるように繰り返し練習しましょう。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
この曲の他にも、定番の循環コードと言うものがあります。
これらを習得することで、無限にギターを弾き続蹴ることができますので併せてご覧ください。
参考:「何か弾いてよ」誰でも簡単にギターが無限に弾き続けられる方法
「コードに合わせてフレーズが弾けない」とお悩みの方は、「たった3分で一生忘れなくするフレーズ解説」の記事をぜひご覧ください。
参考:【目次】ズボラギタリストがフレーズ100個覚えるためのノート
それでは、Love Guitar!
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