こんにちは、ギターブロガーのRimo(@RimoGt)です。
こんな悩みはありませんか?
ペンタフレーズがマンネリ化してきた…
フレーズの引き出しは増やしたいけど、スケールポジションはペンタしか知らない…
覚えやすくてカッコいいフレーズが知りたい!
今回は、そんな悩みを解決するためのフレーズになります。
新たにスケールを覚えることなく、あるアイディアを演奏に取り入れるだけで、ペンタトニックを使っているとは思えないようなフレーズが作れるようになります。
ペンタトニックを使って弾いただけなのに、「今のどうやって弾いたの?」と驚かれるクールな響きが得られるフレーズです。
それでは、フレーズ解説にいってみましょう。
今回は、「マンネリ化したペンタを別物の響きに変えるフレーズ」です。
フレーズを聴いてみよう
まずは#14のフレーズをお聴きください。
(動画は#14の6分21秒から再生されます。)
聴き慣れたフレーズとは雰囲気が異なり、コンテンポラリーで広がりのあるフレーズですね。
でもこれ、ペンタトニックスケールを使ったフレーズなんです。
指板図で確認
このフレーズをあらためて指板図で確認しましょう。
指板がどう映っているのか
コードで確認
キーF♯のフレーズ、この人には指板に6弦ルートのF♯mコードが見えています。
このフレーズとF♯mコードを重ねるとこんな感じ。
フレーズに使われる7音のうち、5音がF♯mコードに含まれる音になっています。
スケールで確認
同時に、6弦ルートのF♯mペンタのボックスが見えています。
F♯mペンタを重ねるとこんな感じ。
フレーズの7音のうち7音全てがF♯mペンタに含まれる音です。
どのような音の構成になっているのか
ペンタトニックスケールの音をひとつ飛ばしながら下降しています。
ひとつ飛ばすことで大きな音程差が生まれて、スペーシーな響きに聞こえます。
手グセでペンタトニックを弾くと、なかなかこんなに大胆な音使いにはなりませんが、こうやってフレーズの組み立てに意図を持つことで面白い音になります。
ペンタトニックのポジションを覚えていれば、運指パターンも覚えやすい形だと思います。
スピードを上げて弾くことができれば、タッピングのフレーズのようなトリッキーな感じになります。
フレーズの肝は
「ひとつ上の弦の、同じフレットを弾く」パターンが繰り返されます。
このとき、音が重ならないよう、かといってプチプチと途切れないように、歯切れの良いプレイを心がけるとかっこよく聴こえます。
鳴らさない弦はしっかりとミュートしましょう。
はやいテンポになると何気にピッキングが忙しくなります。狙った弦をしっかりアタックできているか、確かめながら弾いてみてくださいね。
最後の音だけは、3弦→5弦と弦をひとつ飛ばして弾いていますので、少し手強いですがこの音程差がまたカッコいいのでミスらずに弾き切りたいところ。
間にチョーキングをする音がありますが、難しければはじめは置いといて、余裕ができたらできるように練習するのがおすすめです。
もう一度聴いてみよう
今回のフレーズをもう一度聴いてみましょう。
(動画は#14の6分21秒から再生されます。)
まとめ
今回のフレーズのまとめです。
このフレーズは、
6弦ルート(2フレット)のF♯mコード、F♯mペンタトニックを想定
音の構成は、ペンタトニックスケールの音をひとつ飛ばしながら下降することで、スペーシーでクールな響きが得られる。
音が重ならないよう、なおかつ途切れないように、ミュートできているか確かめながら弾く。
このように解釈できます。
最後に
今回は#14をご紹介しました。
ペンタトニックスケールの音だけを使っても、音程差をつけることでいつもとはガラリと雰囲気を変えることができます。
ペンタスケールの、隣の音ばかりをついつい弾いてしまう癖がついてしまっている方は、今回のフレーズの指づかいはペンタのマンネリ化を脱する強力な武器になりますのでぜひ習得してみてくださいね!
あなたのギターの引き出しがひとつ増えたなら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに。
最後に、「もっとフレーズの引き出しを増やしたい!」という方はこのシリーズの他の記事を覗いてみてください。
参考:【目次】ズボラギタリストがフレーズ100個覚えるためのノート
それでは、Love Guitar!
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