ひとつの横移動だけでレベルぶち上げフレーズ

こんにちは、ギターブロガーのRimo(@RimoGt)です。

とにかく、自分のペンタフレーズがマンネリだ!!

と思ったことはありませんか?

ペンタスケールを覚えて、バッキングトラックに合わせて何時間弾いても、何か…しっくりこない。

おんなじようなフレーズしか出てこない。

「アイデアが湧き上がる感じ」が無い。

やっぱりセンスないのかなぁ…

と思っているあなた。

わかります。

ペンタトニックを覚えて、アドリブをしていると必ず訪れる、「マンネリ」という壁。

「さっきもこのフレーズ使ったな…」

わかってる、わかってはいるんだけど、おんなじことを弾いてしまうんだよ…。

こんな悩みに応えてくれる今回のフレーズ。

マンネリ脱却にはさまざまなアプローチがありますが、今回は「横移動」を使ったフレーズになります。

横移動をからめると、演奏の幅が一気に広がります。

しかしその反面、ポジションを部分的にしか覚えていないうちは、横移動した途端にどこを押さえているかわからなくなる、「指板迷子」になってしまうリスクがありますよね。

なのでハードルが高い。

そこで、考え方を少し変えて、得意なポジションの「つなぎ」として使えるフレーズを覚えてみるというのが有効です。

苦手なポジションは、無理に覚えない。

横移動した先は、フレーズを丸々弾いちゃう。

フレーズを弾いたら、また得意なポジションに戻る。

この戦略を持つことで、習得のハードルは下がりますし、横移動によりプレイの流れが生まれます。そして徐々に新しいポジションも覚えられます。

いいことづくめの戦略です。

それでは、フレーズ解説にいってみましょう。

今回は、「横移動ひとつでレベルぶち上げフレーズ」です。

フレーズを聴いてみよう

まずは#28のフレーズをお聴きください。

(動画は#28の14分29秒から再生されます。)

うーん、セクシー。

随所に入るチョーキングがセクシー。

こんなフレーズをさらりと弾きたいんだよ!

ってつくづく思ってしまいます…

指板図で確認

このフレーズをあらためて指板図で確認しましょう。

指板がどう映っているのか

コードで確認…、といきたいところですが

通常のこのコーナーの流れではコードを確認するところから始めますが、このフレーズのポジションにはジャランと鳴らせる基本コードがありません。

だからこそ、多くのギタリストはこのポジション付近でのプレイを苦手としているともいえます。

しかしここはあまり気張って考えず、ルートのAの音の位置だけ確認しておきましょう。

そうすると、3つのルートが浮かび上がります。

4弦7フレット

5弦12フレット

3弦10フレット

意識しておいて欲しいのは、4弦7フレットのルート音。図からはみ出てしまってますが。

これは、最も使用頻度の高い「おなじみのペンタ」のルートであること。

もう一つの5弦12フレットのルートは、次に使用頻度が高い「5弦ルートのペンタ」のルート音。

ペンタトニックのポジションについては、検索で「ギター ペンタ」で画像検索すれば出てきますのでそちらを参考にされてください。

そのふたつのよく使うペンタの「間にあるゾーン」なんだ、と意識してイメージするといいでしょう。

スケールで確認

このポジション近辺のペンタは、覚えにくいし使いにくいので、軸となる部分だけ切り取ってイメージします。

(実際のプレイでも、この部分をイメージして演奏されているであろうフレーズが沢山あります。)

フレーズと重ねるとこんな感じ。

重なっていない3音は「装飾」と考える程度でよいです。

(興味のある方は、ドリアンを使ったフレーズの回をご参考にされてください)

参考:ドリアンスケールで意表を突くクールなフレーズ

どのような音の構成になっているのか

今回のポイントは「横移動」ですので、その観点で音の構成を見ていきます。

すると、1箇所スライドが入っているのに気がつきます。

そこで、

①スライドの前

ースライドー

②スライドの後

でフレーズを2つに分けてみます。

こうすると、フレーズの構成が

黄色→青→赤色

となり、スッキリします。

ポイントは、スライドによる横移動で、小さなフレーズを繋いでいる点です。

また、このフレーズ全体が、つなぎにつかえる、という点。

そう考えると、指板上で迷子にならずに横移動が出来るようになってきます。

もう一度聴いてみよう

今回のフレーズをもう一度聴いてみましょう。

(動画は#28の14分29秒から再生されます。)

まとめ

今回のフレーズのまとめです。

このフレーズは、

6弦ルート(フレット)のおなじみAmペンタと、5弦ルートの”ややおなじみ”ペンタトニックの「間のペンタ」を想定

スライドで、フレーズをつないでいる。フレーズ自体が、他のフレーズのつなぎになる。

このように解釈できます。

最後に

今回は#28をご紹介しました。

冒頭でお話ししたように、横移動はプレイの幅を広げる反面、移動先のポジションを覚えることは難しいです。

ですから、まずは

横移動のフレーズをそのまま弾く

それをつなぎにする

という横移動戦略を取ることで、ギタリストとしてのレベルをぶち上げしていきましょう!

あなたのギターの引き出しがひとつ増えたなら幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次回もお楽しみに。

最後に、「もっとフレーズの引き出しを増やしたい!」という方はこのシリーズの他の記事を覗いてみてください。

参考:【目次】ズボラギタリストがフレーズ100個覚えるためのノート

それでは、Love Guitar!

コメント

タイトルとURLをコピーしました