
こんにちは、ギターブロガーのRimo(@RimoGt)です。
最近、ギター系YouTuberが一斉に紹介して話題になった Sonicake Pocket Master(ポケットマスター)。
「このサイズ、この値段で全部入り?」「でも実際どうなの?」と迷っている人、多いですよね。
今回は僕がリサーチと体験をもとに、Pocket Masterの 良いところ・悪いところを整理 し、最後に 買うべき人・やめておいた方がいい人 をはっきり示します。
Pocket Masterとは?
ざっくり言うと――
手のひらサイズのオールインワン・マルチエフェクターです。
- エフェクト:100種類以上(歪み、リバーブ、コーラス、ディレイなど定番は一通り)
- アンプモデル:20種類(クリーンからハイゲインまで幅広くカバー)
- 最大9ブロック同時に組み合わせて音作りが可能
- IR対応(スピーカーやマイク録音の質感をシミュレートできるデータを読み込み可能)
- ユーザーIRは5つ保存可能
- ルーパー&ドラムマシン内蔵(99パターン)
- USBオーディオ機能:パソコンやスマホに直接録音できる
- Bluetooth対応:スマホから伴奏を飛ばして練習可能
- バッテリー内蔵(最大約4時間稼働)
- 重量:約194g。ポケットに入れて持ち歩けるレベル
- 価格:約65ドル(国内だと8800円、2025年9月現在)
要するに「安い・小さい・多機能」の三拍子そろった一台。
だからこそ、「万能に見えるけど、本当に大丈夫?」と気になるんです。
良いところ(メリット)
1. 価格以上の“全部入り感”
この値段でエフェクト、アンプモデル、IR、USB録音、Bluetooth、ルーパーまで全部入り。初心者が「とりあえず何でも試したい」と思った時に、これ一台で十分遊べます。
2. 携帯性が圧倒的
200g以下、USB給電もOK。カフェや旅行先でも、バッグから出してすぐ音出し可能。練習用サブ機としては文句なし。
3. 練習に強い
ルーパーでフレーズを重ねたり、ドラムマシンでリズム練したり。Bluetoothでオケを流しながら弾けるのも便利。練習のハードルを一気に下げてくれます。
4. IRやNAMとの親和性
ユーザーIRを読み込めるので、「自分の好きなキャビやマイクの音色」を取り込める。NAMなどの外部アンプモデル文化にも入りやすい設計です。
悪いところ(デメリット)
1. 操作性はシンプルすぎる
小さな画面と少ないボタン。細かい調整をしたい人にとってはややストレス。スマホやPCアプリ併用前提と考えた方がいいです。
2. 歪みの完成度はもう一歩
クリーン〜軽い歪みは良好。でもハイゲイン系になると「硬さ」や「ザラつき」が目立ちます。本格的にメタルをやりたい人は物足りないとの声も。
3. ノイズや音の粗さ
エフェクトを多段で重ねるとノイズが気になる場面あり。価格を考えれば許容範囲ですが、プロ機材レベルを想像すると肩透かしです。
4. プリセット管理がわかりにくい
編集中にうっかり切り替えると保存されないこともあるので、「編集→保存→切り替え」の手順を守る必要があります。
買うべき人
- 練習・宅録が中心の人
自宅で弾きたい、録音したい、アイデアを残したい。Pocket Masterは“デスクトップ相棒”として優秀です。 - 持ち運びたい人
軽い・小さい・バッテリー駆動。出先の練習やセッションでサッと取り出せるのは強み。 - 色んな音をまず試したい人
100種類以上のエフェクトと20種類のアンプモデル。音の引き出しを増やしたい初心者には最高の遊び場。 - コスパ重視派
1万円ちょっとでこれだけ揃う機材は珍しい。サブ機や入門機としては抜群のコストパフォーマンスです。
向いていない人
- ライブで足元操作を多用したい人
フットスイッチがなく、瞬時に音を切り替えるには不便。ライブ機材としては厳しい。 - ハイゲイン・高音質を追求したい人
歪みのリアルさや質感を極めたい人には物足りない。ノイズの少なさや細部の音作りを求めるなら上位機種が無難。 - 複雑なエフェクトチェーンを組みたい人
“最大9ブロック”とはいえ限界があります。重ねれば重ねるほど粗さが出るので、こだわり派にはストレス。
Rimoの結論
Pocket Masterは、「サブ機」や「遊びながら練習する相棒」としては最高です。
小さくて、安くて、そこそこちゃんと使える。初心者が最初に買っても失敗しないし、中級者以上でも「持ち歩き用」や「宅録用の簡易機材」として十分楽しめます。
ただし、ライブの主戦力としてガチ投入するのはおすすめしません。というか実質ムリです。
だから、こう割り切るのが正解。
Pocket Masterは「プロ機材の代わり」ではなく、「ギタリスト生活をラクに・楽しくする便利箱」。
僕なら、家の机に常備して「気軽に録って、遊んで、練習して」を全部これで済ませます。
それくらいの立ち位置が、いちばん輝くと思います。
値段が手頃なので、アンシミュやインターフェースを取ってない人にとっては最初の一台として買いです!
それでは、Love Guitar!



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