【レビュー】Boss WAZA-AIRを半年以上使いこんで分かったイマイチなポイント7つ

発売直後は品薄状態が続いていましたBossのWaza Airですが、今は徐々に供給不足が解消されてきましたし、自宅にいることが多いこの時期に爆音でギターアンプを鳴らすにはヘッドホンが最適。

この狭い日本の騒音事情における救世主的な存在、気になっている方も多いのでは。

ワイヤレスヘッドホンアンプなんて革新的すぎる。

筆者(@RimoGT)が半年間使ってみて、使用感のレビューします。

ヘッドホンのケーブル大嫌いだけど夜はヘッドホン必須の筆者にはど真ん中のニーズだったので、予約開始した直後に予約入れて買いました。

いいことについてばかり書いていると他の人のレビューとあまり変わりはないので、気になった点も盛り込んだ記事を書いてみました。

それではいってみましょう。

使ってきて見えてきたこと

外に持って出るには恥ずかしい外観

個人の好みはそれぞれあると思いますが、筆者としては「家の中専用」だなと思える外観。

デザインや質感は悪くはないんですけど、今時のヘッドホンって、見た目が洗礼されていてめちゃくちゃかっこいいものが多いんですよね。

そう考えると、漢字で力強く書かれた「技」の一文字は、街でつけるヘッドホンとしては個性が強すぎるかなと思います。

「それで何聴いてるの?」って思われること必至。それなりのメンタルの強さを要します。

音質は、The boss sound

当たり前ですがボスの音がしっかり出ます。カタナアンプの音そのままです。苦手な人はエフェクターをかましてください。

ワイヤレスの利点を活かしきれませんけど。

練習用のアンプと割り切れば、スタンダードな音がしっかりと鳴る良いアンプだと思います。

立体音像テクノロジーの実力は?

この商品の最大の売りであるこの機能。拡販動画でも名だたるミュージシャンがびっくりしながら楽しそうに弾いていますよね。実際のところはどうなのでしょうか。

筆者はあった方がいい派。適度な空気感があって音質的には疲れにくいので基本的にオンで弾いてます。

ただし、アンプの位置が徐々にずれていくのが少し気になります。ジャイロセンサーが苦手な方向があるみたいです。

着け心地はどうなの?

軽くはないです。320g。ヘッドホンの標準的な重量が200gから300gなので、標準よりやや重いスペック。かけた印象もそんな感じで、もう少し軽かったらいいなって感じます。重量的には少し疲れやすいかもしれません。

イヤーマフは耳にピタッとくる感じ。可変域が広いですが、広げてもいい意味で密着感は変わらない作りになっています。夏は暑い。冬は気にならない。

本体の操作

パッチ切り替えのアップダウンが直接本体で行えるボタンが2つ付いています。そのボタンのプラスチッキーな「カコッ」というクリック音が安っぽいし耳に結構響くのでテンション下がる。そしてそのうちの一つは買って間も無くクリック感がなくなり、めっちゃ強く押さないと反応しないので使ってません。ここはかなり残念なポイントですね・・・。

「アンプの位置が徐々にずれる」のをリセットするのもこのボタン…

追加:分解して調整しなおしたら、なおりました。ボタンとケースが微妙に干渉していたようです。プラスドライバー一本で分解できました。

スマホとの連携

筆者的に一番ダメだったポイント。

Bluetooth接続設定が、ギターとオーディオ別々なので迷った。何よりサイトの説明書がわかりにくい。

検索すると説明書が3つ出てきます。

ギターの接続についてはそれだけで何ページにも渡る詳しい説明書が一つあるのに、オーディオ接続は本体の説明書の最後の方にさらっと書いてあるだけ。なのでなかなか見つけられなかったです。

「長押し3秒以上」の設定が体感より長く感じます。しっかり3秒数えてください。

ぶつけないか気を使う子機の形状

折り畳めないのでギターから出っ張っている。

気を抜いたら机でぶつける。つくりは頑丈ですけどできれば折りたためる方が扱いやすいです。

筆者は下記のワイヤレスを普段アンプに繋いで使っていますが、取り回しは断然便利です。

まとめ

悪いことをいろいろ書きましたが、欠点はこういった細かいところです。

音は良いし、つくりはいいし、操作もシンプル。何よりワイヤレスのヘッドホンギターアンプってだけで40,000円オーバーであることに異論はありません。サイドボタンが効かなくなったのは残念ですが、おそらくハズレを引いたのかな?→なおりました。

次モデルが発売されたとして、これらの欠点がなくなっていたら100%また買います。

今回は、以上です。お疲れ様でした。

この記事を読んで、購入を検討している方の参考になったなら幸いです。

また、練習用アンプにはどれが最適か?をタイプ別で考察した記事がありますので併せてご覧ください。

参考:家で大型真空管アンプフルテンでブチギレられたので練習用アンプの考察まとめ

それでは、Love Guitar!

プロフィール
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Rimo

ギターコンテンツクリエイター。
ギターブログ運営、ギターのある風景写真撮影、ギターAIイラストレーションなどを手がける、二児のパパ。
このブログでは、『「知る」は『創る』につながってく。」をコンセプトにギター情報を発信しています。「ギターがあって、暮らしは楽しい」を感じていただき、少しでもあなたのお役に立てたなら幸いです。

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