Ibanez AZ、RG、Talman、Q…どのモデルがよい?Ibanez歴25年がお答えします

こんにちは、アイバニーズのギターを愛して止まないギターブロガーのRimo(@RimoGT)です。

今回はアイバニーズの選び方のお話です。

アイバニーズのギター欲しい!と思って公式サイトにいくと、結構な種類のモデルがラインナップされていて選ぶのに困ってしまいます。

一体どれを選べばいいの?

と言うギタリストの方のために、アイバニーズ愛用歴25年以上のRimoが、アイバニーズの選び方・買い方をわかりやすくまとめてみました。

見た目で選んで良い

基本的にアイバニーズのギターは見た目で気に入ったものを買うことをおすすめします。

…この主張に、「何だそりゃ、ふざけんな!」と思った方もいらっしゃることでしょう。

ちょっと待ってください、これにはちゃんとした理由があるんです。

皆さんはこんな経験はありませんか?

「ギターは見た目が好きなものを選んだ方が、長く続けられるよ。」と言われて買ったギターが、とても弾きにくいギターであることに何年も経って知った
「ギターは見た目じゃない。ちゃんとしたギターを買ったほうがいいよ。」と言われて、買ったはいいけど見た目がいまいち愛着が持てなくて手放してしまったギターがある
「見た目も弾きやすさも最高!」と思って手に入れたギターだったが、チューニングが安定しない、ネックがそってきた、音がならなくなった、など買った時よりコンディションが明らかに悪くなった。

ギター選びにおいて、

見た目

弾きやすさ

コンディションの安定性

どれも無視できない重要な要素です。

アイバニーズは、その3つを兼ね備えた素晴らしいギターだといえます。

「いえるようになった」、というのがより正確です。

というのも、もともと弾きやすさとコンディションの維持に関しては群を抜いて素晴らしく、さすが日本のギターメーカーという印象でした。

見た目のクセがスゴかった

しかし、見た目に関して言えば、アイバニーズのソリッドギターは、ハードロックやヘビーメタル系のジャンルに特化したギターをラインナップしていたので、クセがスゴイモデルがほとんどでした。

ホントはストラトタイプが欲しかったのに、「ものがいい・弾きやすい」という理由で先輩から強引に見た目がギンギンのアイバニーズを買わされている人を見たことがあります…。

しかし近年、アイバニーズのラインナップに大きな変化が訪れました。

ハードロックやヘビーメタル系のモデルだけでなく、J-Popやロックにマッチした見た目の、幅広いモデルが次々と発売されています。

もちろん、弾きやすさやコンディションの安定性は従来のモデルのDNAを継承した素晴らしいモデルばかりです。

今や「鬼に金棒」状態のギターブランドです。

アイバニーズは見た目で選んでも、弾きやすさとコンディションの安定性は勝手についてくる、というわけですね。

ワンランク上のギターが手に入る

見た目がを気に入ったギターが見つかったら後はお財布との相談になります。

ここでもアイバニーズの強みが発揮されます。

同じ価格帯の他のメーカーのギターよりもワンランク上のモデルが手に入るということです。

日本製のギターを日本で買うということ

アイバニーズは日本のギターメーカーです。

日本製のモデルを日本で購入する以上、関税がかかりません。

一方、アメリカ製のギターを日本で買おうとすると、関税が上乗せされます。

Rimoは仕事の都合で今海外に住んでいますが、アイバニーズのギターが高いです。日本で買うよりも1割から2割ほど。

日本に住んでいるということは、アイバニーズを購入する上でとてもお得な条件になるわけですね。

海外製のモデルも一枚上手

アイバニーズには海外製のモデルも存在します。インドネシア製や韓国製です。

このような廉価版モデルはしばしば安ギターメーカーのモデルと比較されることがありますし、購入を検討する時には誰もが気になってくるポイントです。

この点についても、アイバニーズが有利と言えます。

ギター作りの出発点が違う」からです。

アイバニーズの出発点は

アイバニーズの廉価版モデルは、「いいギター」が出発点です。

基本的な設計はいいギター、すなわち上位モデルと変わりません。

その分開発コストを抑えられるわけですね。

いいギターの基本設計から、

上位モデルの豪華な装飾、希少な木材といったパーツの値段を抑える

ピックアップ、ブリッジは自社開発の共通パーツを使用する

というやり方で廉価版モデルを作っています。

また製造を海外で行うことで、加工のコストを抑えています。

「じゃあ製造は安ギターと変わらないじゃないか」というとそうではありません。

品質管理を日本と同じにすることで、ギターのクオリティを保っているんですね。

アイバニーズの公式ホームページにも品質管理を強みとしてあげている文もあります。

その確からしさは歴史が積み上げてきたものでしょう。

安ギターの出発点は

安ギターメーカーの出発点は、はじめから「安いギター」です。

安いギターといえど開発コストはどうしてもかかるので、そこを下げるために、「デザインをパクる」という荒技に出るメーカーもありますよね。

また、パーツはとにかく安く調達できるものを用意しないと勝負できなくなりますので、その分だけ質は下がります。

また製造の過程では、コストのかかる検品作業を簡素化するところもあります。

実際に製造過程を見たわけではありませんが、商品レビューに「不良品が送られてきた」という内容が見られることが珍しくないことから、推測がつくことです。

これはアメリカの大手メーカーの海外製のモデルでさえたまに見られることです。

「開封したらブリッジが外れてた」なんてレビューも見たことがあります…。

以上、他メーカーを圧倒する見た目・弾きやすさ・コンディションの安定性という全てを兼ね備えたアイバニーズは、「見た目で選んでよい」という結論に至ります。

アイバニーズの素晴らしいラインナップ

ということで、ラインナップとその特徴をご紹介します。

RGシリーズ

アイバニーズといえばこれ!なモデル。

ハードロックやヘビーメタルにはうってつけ。

テクニカルなプレイに対応する薄くて頑丈なネックと、重低音の鳴りを引き出すためのボディやハードパーツなど、ヘヴィネスを追求するなら敵なしのモデル。

J.Custom 最上位モデル

Prestige 上位モデル

Premium 上位派生モデル

RGA、RGD 派生シェイプモデル

個人的におすすめなのは、J-Lineですね。

日本製で驚異の価格。

アームなしのブリッジなのと、色がブラックだけなのが好みの分かれるところですが、めちゃくちゃカッコいい…。

Sシリーズ

プレイアビリティをとことん追求したらこうなった…というモデル。

ボディがうっすい。構えたらその薄さにびっくりします。Sを持ってるだけで、めちゃくちゃうまそうオーラを感じるのはRimoだけじゃないはず。

SAという派生モデル(ノンロッキングトレモロ)もあります。

Talman 

Yvette Young やIchika Nito が使用していることで有名になった、ストラトともジャズマスターとも異なる、可愛らしいくもクールなシェイプのモデル。

一度生産終了したのですが、素晴らしい多くのミュージシャンに愛用されていることにより復活を熱望するギタリストも多く、見事に再販が開始されました。

AZシリーズ

アイバニーズのここ最近の人気を支えるモデルは間違いなくこのAZの存在でしょう。

これまでのギンギンの見た目とは一線を画し、かつアイバニーズらしさを踏襲したモデル。

メイプルをこんがり焼いたネックや、Gotohと共同で開発したトレモロを搭載し、ビンテージサウンドを意識したギターです。

SuhrやJames Tylerなどのハイエンドコンポーネントギターが気になっていた方はドンズバなモデルですね。

AZSという、テレキャスのテイストを呈したモデルも追加されました。

発売されて間もないのでまだ使っている人は多くないですが、トラディショナルだけど新しい、自分だけの個性を出すのにはぴったりのモデル。

Qシリーズ

今のアイバニーズの勢いを象徴するかのごとく、ヘッドレスギターが発表されました。

ヘッドレスといえばスタインバーグがほぼ一択でしたが、アイバニーズが発売することでよりユーザーは増えるでしょう。

Ichika Nitoのシグネチャモデルを含めると全6モデル。

音楽の新たな可能性しか感じません。

まとめ

今回のまとめです。

アイバニーズは、見た目で選ぶのがよい!

弾きやすさ、コンディションの安定性はどれも抜群、信頼の日本メーカー。

同価格帯のギターならワンランク上のクオリティ。

昔からアイバニーズを知る人は、あのギンギンのシェイプを想像する人がまだまだ多いです。

しかしここ最近SNSで活躍するトップミュージシャンのAZやTalman使用率は目を見張るものがあります。

弾きやすさと耐久性に加えて、カッコいいルックスを手に入れたアイバニーズ。

多くのギタリストが、ギターを購入する上で外せない存在になってきています。

「まだ弾いたことない!」という方も、一度楽器屋さんで手に取ってみることをおすすめします。

手が届く価格のモデルが幅広くラインナップされているので、思わず即買い!なんてことがあるかも?

今回は以上になります。お疲れさまでしたでした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

最後に、Rimo Blogでは、Ibanezの「気になる!」を独自の視点で切り込んだ記事が他にもありますので、興味を持たれた方はそちらも併せてご覧ください。

参考:テクニックを磨くためのおすすめギターはIbanez一択! その理由とは?

参考:一生モノギターが欲しいなら、世界が認めた国産ギターの頂点J.custom。

参考:Ichika nito ”ICHI10” 日本人初となるIbanezシグネチャギターはヘッドレス!

それでは、Love Guitar!

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