これからギターを始める方の一番初めの悩みは、「どんなギターを選べば良いんだろう?」ですよね。
「見た目がビビっときたやつ」という意見もあります。見た目はとっても大切です。しかし、長く付き合っていくためにはやはりそれだけでは不十分です。1年には部屋のオブジェと化してしまう可能性大です。
ギターは90%の人が1年以内に挫折するという説もあります。そうならないためにも、ギター選びの基本的なポイントを押さえておくことが大事です。
筆者(@RimoGT)はこれまで25年以上ギターを弾いてきて、10本以上ギターを購入してきましたし、他の人のギターもたくさん弾いてきました。今回は、初心者の方が後悔しないギターの選び方についてお話ししたいと思います。「おすすめギター」を買うのも手段の一つですが、他人のおすすめが自分と合っているとは限りません。
初めて買ったギターというのはいつまでも記憶に残る特別な一本です。初心者が後悔しないギター選びのポイントを理解して、お気に入りのギターを手に入れてくださいね。
それではいってみましょう。
筆者の体験談
Rimoが初めて手にしたギターは、白いIbanez RGです。ポールギルバートに憧れを持っていた僕は、それが欲しくて欲しくてたまりませんでした。定価7万円だったのが5万円台後半くらいで購入した記憶があります。中学生のRimoにとっては完全に予算オーバーでした。
楽器屋さんに何度も足を運び、他にもっと安くて似たような物がないか探しましたが見つかりませんでした。結局親に頼み込んで不足分を出してもらいました。
5年以上引きまくりましたが、トラブルほぼゼロのいいギターでした。予算がオーバーした分アンプがすごくヘボい音しか出ない安物だったので、しばらく思ったような音が鳴ずに悩みました・・・。でもギターは非常に愛着があり、最高でした。
初めに質の良いギターに当たってラッキーでしたが、もちろん何度か失敗もあります。
通販で買ったら、思ったより弾きにくかった
安いギターを買ったら、音がすぐに狂ってしまって使い物にならなかった
中古ギターを買ったら、1弦の15フレットだけ音がならなかった
などです。そのような失敗をしないためのポイントを見ていきましょう。
楽器屋さんに足を運ぶ
まずは楽器屋さんに足を運びましょう。そして実際にギターを手にとってみましょう。ギターは手や体に触れるものですから、現物に触れてみることは大切です。決して弾けなくても、いろいろ感じ取れることはあります。それっぽく構えてみて、しっくりくるかどうか確認しましょう。
初心者であることと、予算を伝える
次に店員さんに自分が今からギターを始める初心者であることを伝えましょう。また、その時どのくらいの予算であるかも伝えましょう。そうすれば、店員さんは丁寧に対応してくれるはずです。
経験的には1万円以下のものは製品のばらつきが大きくあまりギターとしてのつくりが良くないものが多いですから避けた方が無難です。どうしても1万円以下、というのであればブックオフなどで中古を狙ってみるのも手かと思いますが、初心者にはおすすめしません。
安いギターはぱっと見は良さそうでも、鳴りが良くないです。また、部品が適当に組み付けてあったり、ノイズ対策が甘かったり、しばらくしてネックが反ってきたり、接触不良が起こったりします。修理するとなると修理費やパーツ代が定価を超えます。
本体価格が2〜3万円クラスでギターとして問題ないレベルなので初心者にはおすすめの価格帯と言えます。
万が一不具合があっても、購入した楽器店に持っていけば保証期間内なら無償で直してくれます。
もう少し頑張って5万円出せれば品質的には間違いのないギターが手に入りますが、初めはギター本体だけではなくアンプなどの付属品も購入することになりますので合計金額を考えて見積もりましょう。
比べてみる
3本から4本は比べてみることがポイントです。できれば形の異なるギターを選んでください。全くの初心者であっても、比べることでギターによって何が違うのか基準ができてきます。買うギターをすでに決めている方でも、それ以外のギターも触ってみてください。重さ、握りやすさ、抱えやすさ、弦を押さえる感じ、弦を弾く感じ。
感覚的に合う合わないは判断できますし、その感覚は大事です。
その際、「あれこれ試して図々しいと思われたら嫌だな」と心配する必要はありません。安い買い物ではないですし、ギターを買うとはそういうものです。時間をかけて、何度も入れ替えて吟味しましょう。
店員さんにどれが良いかを聞かない
店員さんに「どれが良いですか?」と聞かないようにしましょう。店員さんにもお店の事情があるでしょうから、店舗として売りたいギターをすすめてくる可能性があります。
店員さんに質問するのは、「このギターはどういった特徴があるのか」です。そのアドバイスをもとに、実際に持った感じを確かめます。また、音色については演奏をお願いしてみれば弾いてくれますのでそこでチェックしましょう。
その場で決めなくてもOK
「散々店員さんに付き合ってもらって、買わないと申し訳ないなぁ」と感じる必要もありません。前述した通り、ギターは安くないので、欲しいと思ったものがないとか、他の楽器屋さんも回ってみたいとか思うようであれば、はっきりと伝えましょう。
断って良いです。繰り返しになりますが、ギターを買うとはそういうものです。
自分で決める
ギターが弾ける友達と一緒に行った方がいいか?ということに対してはどちらでもいいと思っています。参考程度に意見をいくのは構いませんが、迷う要素が増えることになります。今までに書いたポイントを抑えていれば、変なギターをつかまされることはないです。
自分で選んで、自分で買ったギターは湧いてくる愛着が違います。
最後に
最後にまとめです。初心者が後悔しないためのギター選びのポイント6つ
- 楽器屋さんに足を運ぶ
- 初心者であることと、予算を伝える
- 比べてみる
- 店員さんにどれが良いかを聞かない
- その場で決めなくてもOK
- 自分で決める
最高のギターに出会えるといいですね。
ギターを手に入れたら、初めはとっても楽しいです。でもつまづくこともあります。
そのときに挫折してしまわない方法ついて解説した記事がありますのでそちらも併せてご覧ください。
参考:ベテランギタリストが教えるギターの練習で挫折しない3つの方法
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、Love Guitar!
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