こんにちはギタリストのRimo(@RimoGT)です。
あなたはギターの基礎練習を行っていますか?
「いやー、大事なのはわかるんだけど、なかなか時間が取れなくて…」
普段忙しい社会人の方や学生さんは、趣味のギターの時間を確保すること自体が難しいので、基礎練習に時間を割くことがなかなかできていないのが実情ではないでしょうか。
かく言う私も、ギターの基礎練習などろくにやってきませんでした。
「基礎練習なんかに時間をかけなくても、コピーをたくさんすればギターは上手くなる。」
ずっとそう思っていました。
しかし、25年間ギターを弾いてきて言えることがあります。
「基礎練習は全くやってこなかった。後悔しかない。」
なぜなら、基礎練習をやらずにギターを弾き続けていても、全くと言っていいほど上達しなくなる時期が必ず訪れるからです。
「んなことわかっとるわ!」という方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、これは私が20年という時間をかけてヤらかしてしまった経験を持って実感したことです。
基礎練習を怠ると、恐ろしいことになります。失った時間は、返ってきません…。
そこで今回は、
基礎練習をガン無視して20年弾き続けたギタリストの悲惨な結末
基礎練習の重要性
具体的なやり方の紹介
という流れで記事を構成しています。
「美しすぎる演奏家が早く見たい!」という方は途中をすっ飛ばしてくださいね。
私が基礎練習をガン無視してギターを弾き続けた結果
初心者のうちは、確かに基礎練習をやらなくてもたくさんコピーをすればある程度まで上達しました。
コードや簡単なリフは弾けるようになりました。
しかし中級レベル以上の曲になるとそうはいきませんでした。
・鬼のように練習をして、弾けるようにはなるが、どこか怪しい感じの演奏になる。
・また、別の新しい曲にチャレンジしても、何となく「また1からスタート」な感じが否めない。
・「なんか弾いてよ」と言われても、めちゃくちゃ簡単なことしか弾けない。
・あらためて、「自分は何が弾けるんかな…」と言う感覚に襲われる。
結果、基礎練習をガン無視し続けて、20年経っていました。
出来上がったのは、「何も弾けないギタリスト」でした…。
「時間がない」は本当の理由ではなかった
私も、学業や仕事をしながらギターを弾いていたので、「基礎練習なんてやってる時間はない」という意見を持っていました。
しかし今思えばそれは間違いで、時間がなかったのではなく、基礎練習の重要性を理解していなかったのが本当のところです。
ギター歴ばかり長くなって、たいしてうまくもない…。
このままギターを続けるか、めちゃくちゃ悩みました。
しかし、時代の助けもあって、YouTubeなどから情報が簡単に手に入るようになり、基礎からギターをやり直そうと思うことができました。
とはいえ、今から基本練習をやって本当に上手くなるのか、確信が持てなかったので、非常に不安の残る決断でした。
今は、凝り固まった悪い癖を抜くのに時間はかかっているものの、確実に上達を実感しています。
ギターを弾くのが今一番楽しいです。
あなたには、基礎練習を無視し続けて、Rimo同じような思いをして欲しくありません。ですから今一度、基礎練習をしっかりと行うことをおすすめします。
基礎練習が重要だとしても、続かない
しかし、基礎練習の重要性がわかったところで、さらに壁が立ちはだかります。
基礎練習は、退屈。
そう、退屈なんですよね。
モチベの維持が何より大事。
人間のやる気なんて一時的なものです。
だから、努力うんぬんではなく、自発的に「基礎練習しよう」と思える仕組みを組み込むことが得策です。
基礎練習を続けるための具体策
毎日基礎練習をするために色々工夫をしています。
その中で取り入れているのが、「美人の先生に教わる」ということ。
実際に習うわけではなく、YouTubeで美しすぎる演奏家の方のレッスン動画をみるという方法です。
Rimoはバカなので、こんなことが効果があるんですよ。
ということでお待ちかねの美しすぎる演奏家3名による基礎練習のご紹介です。
といっても、お三方ともエレキギターを演奏する人ではありません。
しかし、第一戦で活躍されている演奏家です。
彼女たちのような演奏レベルの人でも、基礎練習に重きを置いて、たっぷりと時間をかけて日々練習されている姿勢がとても参考になるはずです。
内容もギターに通ずるところがたくさんあるので、ぜひ通して見ていただければと思います。
見とれてしまって内容が入ってこなくなるのには注意してください!
バイオリニスト高木凛々子の基礎練習
一人目はバイオリニストの高木凛々子さん。
スケール
アルペジオ
3度の上下
クロマチック
和音(3度、6度、8度、10度)
たっぷりですね。これを毎日。
最後のコメントにある、体のコンディションの確認を兼ねてやっている点がプロの視点だと思いました。
ピアニスト森本麻衣のスケール練習
二人目はピアニストの森本麻衣さん。
スケール練習の大切さについて。
冒頭のコメント「曲は、スケールとアルペジオの応用で出来ている」という言葉に重みがあります。
ピアノの構造を理解して音を鳴らす
スケールの正しい弾き方
和声感
スケールの弾き分け
左右のズレの矯正
スケール練習ひとつでも、広くて深い考察がてんこ盛りです。
クラシックギタリストAlexandra Whittinghamのトレモロ練習
3人目は、クラシックギター奏者のAlexandra Whittinghamさん。
以前、Rimo Blogで紹介したことのある美しすぎるギタリストの一人です。
彼女の基礎練習動画があるのでそれをご紹介。
右手のトレモロ奏法について。
トレモロの曲は魅力的なのですぐに曲を弾こうとしがちだけど、しっかりとテクニックを身につけることが重要と。
トレモロ奏法解説部分では、4本指のアクセントのパターンを変える練習を紹介してくれています。
普段ピックを使う演奏スタイルの人には直接的には関係無さそうですが、ピッキングのアクセントをコントロールできれば演奏の幅が広がりそうですね。
まとめ
今回のまとめです。
・筆者は20年間、基礎練習をガン無視してギターを弾いてきた。結果、「何も弾けないいたリスト」が出来上がった。
・基礎練習は重要だが退屈。モチベーション維持のための仕組みづくりが必要。
・プロが実際に行っている基礎練習を参考にすることで、基礎練習の重要性、やり方、取り組み姿勢を自分に取り入れることができる。
・美しすぎる先生の言う事は素直に聞いてしまう筆者はバカである。
と言うことで今回は基礎練習についてのお話でした。
エレキギターの話ではなかったので、少々慣れない内容だったかもしれません。
エレキギターの基礎に対する考え方については、トモ藤田さんの書籍がおすすめです。トップミュージシャンでありながらバークリー音楽大学の講師もしていらっしゃる藤田さんの著書は必見、ギターに対する考え方が覆される内容です。
関連記事を参考にされてくださいね。
参考:「耳と感性でギターが弾ける本」レビュー ギターで行き詰まったあなたにおすすめする一生ギターを楽しむためのバイブル
おつかれさまでした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、Love Guitar!
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