ギターをどのくらい練習すれば上手くなるのか その答えとやり方を解説します

「1日どれくらい練習すればうまくなりますか?」

初心者の方からよく聞かれる質問です。

答えは、「1日あたりの時間は何分でもいい。でも、毎日弾くこと。」です。

それを実践するためのとっておきの秘訣をこの記事ではご紹介します。

答えは「毎日」

よく、ギターのプロの方のインタビューで、「若い頃は毎日8時間弾いていたよ」みたいな返答を聞いたことがあると思います。

注目していただきたいのは、「8時間弾いた」の部分ではなく、「毎日弾いた」という点です。

もちろんプロ志向なら高い技術が求められるので、必然的にたくさん弾かなければいけないとは思いますが、上手くなるかならないかの分岐点は、「毎日弾くか弾かないか」という点にあります。

「1日1分でもいいの?」

いいです。そのかわり毎日です。

例え1日1分でも、毎日継続することが何より重要なので、むしろ1分という「絶対に失敗しようがないくらい低い目標」の方がいいです。

このやり方は書籍「小さな習慣」から

これは、「小さな習慣」という本をもとに、ギタリストのRimo(@RimoGT)が実践している考え方とやり方です。

この本は、何をやっても続かない自分にうんざりした著者が、ダイエットをとにかく継続させるために、1日1回だけ腕立て伏せをする「腕立て伏せ1回チャレンジ」を始めたところからはじまります。

この「失敗しようがない低い目標」により、継続し、習慣化し、ダイエットを成功させることができました。

そして、ほかのことへ応用した経験や、「小さな習慣」のつくり方、科学的な根拠を具体的に解説したものです。

「小さな習慣」の著者であるスティーヴン・ガイズは次のように述べています。

小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動です。ばかばかしいほど小さなステップの積み重ねなので失敗する心配などまったくなく、毎日続けるうちに習慣として定着します。小さな小さなステップと習慣、このふたつは結ばれる運命にあるのです。

小さな習慣 スティーヴン・ガイズ著

Rimoは、「毎日ギターネックを握る」を日々の目標にしています。これがRimoの「小さな習慣」です。

絶対に失敗することはありません。

だから、もう長い間ずっと目標達成し続けています。もう、毎日ネックを握るのは当たり前の行為になりました。おかげでギターを毎日弾いています。

どれだけ仕事で疲れていても、酔っ払って帰ってきても、風邪をひいていても、ネックを握るだけなので必ず目標達成します。

ギターを手に届くところに置いてあるので、絶対に成功します。

目標が達成されたら、後はどれだけ弾いても、弾かなくても自由。

大事なのは最初の一歩

またスティーヴン・ガイズは本書で次のように述べています。

小さな習慣という考え方は人生哲学でもあり、何をするにもいちばん大事なのは最初の一歩だと教えています。最初の一歩が大きな目標の達成へとつながるのです。

小さな習慣 スティーヴン・ガイズ著

実際には、ネックを握ればそれで終わりということはほとんどないです。目標達成したご褒美タイムでギターを弾きます。

ご褒美です。いつでもポジティブな気持ちでギターを弾くことができています。

鬼練習するぞ、毎日3時間弾くぞ、という高すぎる目標は、守れなかった時の罪悪感が自分を苦しめ、余計に続かなくなる原因になります。

一方、毎日毎日ずっと目標達成した状態から弾くギターは、楽しみしかありません。

習慣化したいならぜひ読んでほしい

この本に出会ってから、ギター以外でも英語学習、ストレッチを習慣化することができました。

実感として、習慣化してしまえば物事を継続させることが楽しくなります。逆にやめる要素がなくなります。不安もないです。

人間は、モチベーションをコントロールすることはできません。高い日もあれば低い日もあります。

だから、「ネックを握る」という、モチベーションがどんなに低い日でも達成できるような目標に設定することで、継続できる自分への信頼を保ち続けられるのがポイントです。

「小さな習慣」にするためのポイントは本書に詳しく書いてありますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

まさにRimoの人生を変えた最高の一冊です。

毎日ギターを弾いていく上で、具体的にどのように練習を組み立てていけば良いのか?ということについて記事にしていますので、併せてご覧ください。

参考:ギターが劇的にうまくなるための具体的な解決方法

また、練習する上で音楽理論の知識はあなたの上達を加速してくれます。やさしいところから少しずつ学ぶものおすすめです。

それでは、Love Guitar!

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