サビやソロをグッと引き立てるための前奏フレーズ


こんにちは、ギターブロガーのRimo(@RimoGT)です。

「ズボラギタリストはマジでズボラだから、何とか簡単にフレーズ100個覚えられないか?」というズボラな発想から始まったこの企画。

ズボラギタリストがギターフレーズを100個覚えるために、楽譜やTAB譜よりダイレクトに理解できる、「『動く指板図』でブルースフレーズ100個を解説している動画」を使って、フレーズを解説していきます。

忙しい現代人にとって、がむしゃらな反復練習は非効率。

もっと本質的な、

「指板がどう映っているか」

「構成や音にどんな意味があるのか」

「プレイの肝はどこか」

をきちんと理解してギター脳を強化し、歌うようにギターを弾く人を目指しましょう。

今回はその第3回になります。

今回は、「サビやソロをグッと引き立てるための前奏フレーズ」です。

フレーズを聴いてみよう

まずは#3のフレーズをお聴きください。

(動画は#3の1分9秒から再生されます。)

100 BLUES LICKS YOU MUST KNOW | Part.1 – Blues Guitar Lesson

指板がどう映っているのか

コードで確認

キーGのフレーズで、この人には指板に6弦ルートのG7コードが見えています。

このフレーズとG7コードを重ねると、下の図のようになります。

青字の4弦5フレットの音もGですので、フレーズに使われる4音のうち、3音がG7コードに含まれる音になっています。

スケールで確認

同時に、6弦ルートのGミクソリディアンが見えています。

「なんだそりゃ?」という方は、下の図の音階をGからGまで、上がったり下がったりしてスケールの雰囲気を聴いてみてください。

Gミクソリディアンスケール

対比としてメジャースケールの音階も見てみましょう。

メジャースケールは、誰もが耳にしたことのある響きだと思います。

Gメジャースケール。7番目の音が違う

響きはこれに近いのですが、青丸で示した7番目の音が違います。

このことで、ミクソリディアンはメジャースケールよりも少し垢抜けない、ダークでブルーな雰囲気になることが感じられると思います。名前は初めは覚える必要はありません。形の違いと響きの違いを感じてみてください。

話をリックに戻します。

Gミクソリディアンを重ねるとこんな感じ。

フレーズの4音ともGミクソリディアンに含まれる音です。

コードで確認 その2

最後の和音の部分は、

G#7コード
G7コード

G#7、G7コードを連続して弾いているだけです。メジャーセブンスの省略形として大変よく使う形なのでそのまま習得してしまいましょう。

キーGの中に突然出てくるG#7。

G#7はGのキーから完全に外れた音ですが、G#7→G7と半音上のコードから狙いのコードに移るというのは常套テクニックのひとつです。

一瞬外れた感じを出して、次に安定した音に持ってくることで緊張と緩和をもたらすテクニックです。

(「裏コードを使ったドミナントモーション」とも解釈できます。興味のある方は調べて見てください。)

どのような音の構成になっているのか

このフレーズは

リフの部分

締めのコードの部分

の2つに分けられます。

リフの部分

Gをベース音として挟みながら、8度、7度、6度、7度、8度…と行って帰ってくる構成になっています。

平坦、静寂、といった響きを感じると思います。

ミクソリディアンを使うことで、「今から何かが起きる前兆」を予感させる雰囲気が演出されていますね。

このフレーズの中ではブルースのシャッフルビートで弾いていますが、リズムを変えることでロックやヘビーメタルなど幅広く使うことができます。

音の並びを覚えて、自分の好きなジャンルのリズムに変えて遊んでみましょう。

コードの部分

前述したように、この部分はG#7→G7の進行となっています。

リフの部分でGの平坦、静寂な雰囲気から、突如現れるG#7。

ここでリスナーをグッと惹きつけることができます。

一瞬緊張感を持たせて、G7で終わることでより強い終止感が得られます。

フレーズの肝は

緩急をつける

緊張と緩和のメリハリをつけることが、このフレーズの肝です。

初めのリフの部分で「平坦な感じ、静寂さ」を意識した音が出るまで練習しましょう。

そしてG#7の響きでグイッと緊張感を高め、G7での緩和をじっくりと響かせてみてください。

また、このフレーズの初めのリフの部分は他にも色々応用が効きます。

静かなイントロ

Bメロとサビをつなぐパート

ギターソロに入る前の間奏

など、次のパートを盛り上げるための「引き立て役」として非常に重宝するのでぜひマスターしてください。

運指のパターン

テクニック的には6弦、4弦と離れた音を弾くことになるので、弦を弾くのに慣れが必要です。

6弦を親指、4弦を中指

6弦を親指、4弦を人差指

6弦をピック、4弦を中指

6弦も4弦もピック

と試してみて、自分がやさしいと感じる組み合わせでまずはマスターしてみてください。

押弦に関して

押弦に関してですが、6弦3フレットを親指で押さえることがきつい方は、中指でもプレイしてみてください。Rimoは中指の方が押さえやすいので中指を使っています。

もう一度聴いてみよう

以上を踏まえて、もう一度今回のリックを聴いてみましょう。

(動画は#3の1分9秒から再生されます。)

100 BLUES LICKS YOU MUST KNOW | Part.1 – Blues Guitar Lesson

まとめ

今回のフレーズのまとめです。

このフレーズは、

6弦ルート(3フレット)のG7コード、Gミクソリディアンを想定

リフ → 緊張のG#7 → 緩和のG7

リフで平坦/静寂をつくって、G#7の緊張を演出する

このように解釈できます。

最後に

今回は#3をご紹介しました。

緊張と緩和は、ギターリフに限らず、とても大切な要素ですよね。

例えば、

スローボールを投げる投手の、決め球ストレートに振り遅れる。

真面目に話している人の鼻から鼻毛がピロピロしていて、笑いがこらえられない。

普段ツンツンしてる娘に急に優しくされて、イチコロで惚れてまう。

人というのは、この「ギャップ」に感情を大きく揺さぶられます。

ギターでもそこをうまく表現できれば、演奏の質が上がりますので、今回のフレーズの緩急をぜひ身につけましょう!

ということで今回は以上です。

あなたのギターの引き出しがひとつ増えたなら幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回もお楽しみに。

第4回:終わりよければすべてよし!フレーズをきっちり締めるフレーズ

他のフレーズも覚えたい!と思った方はこちらから参照してくださいね。

参考:【目次】ズボラギタリストがフレーズ100個覚えるためのノート

それでは、Love Guitar!

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