こんにちは、ギターブロガーのRimo(@RimoGt)です。
今年一発目のRimoBlogとなります、本年もギタリストのみなさまのお役に立てる楽しい記事を発信して参ります!
どうぞよろしくお願いいたします。
さてあなたは、アドリブをする上でこんな悩みはありませんか?
スケールを覚えてアドリブしても、フレーズがなんだかパッとしない…
オシャレに弾きこなすあの人は、なんであんなにオシャレなフレーズが弾けるの?
シンプルで、心に刺さるプレイがしたい!
こんな悩みを抱えるギタリストはたくさんいらっしゃると思います。
私もその一人です。
フレーズを作るのって本当に難しいですよね!
フレーズ集を見ても、その時はわかったはずなのに、いざギターを持つと何をしていいのか分からなくなって、結局出癖のペンタを…となってしまいます。
かといってフレーズをやみくもに覚えればいいかというと、そうではありません。
気合いと根性だけでは限度があります。
良いフレーズは良いと言われるだけの理由があります。
少し立ち止まって、フレーズと向き合い、理由について考えてみてください。
その理由を理解して、自分のアドリブプレイに取り込むことが、上達への道へと繋がっていきます。
それでは、今回のフレーズの良さについての解説に移っていきます。
今回は、「簡単なのに心に響くペンタフレーズ」です。
フレーズを聴いてみよう
まずは#18のフレーズをお聴きください。
(動画は#18の8分28秒から再生されます。)
フレーズそのものはいたってシンプルですが、印象に残るメロディの美しさがあります。適当に弾いたのとは明らかに違いますよね。
この「違い」がどこからきているのか、ご紹介していきます。
指板図で確認
このフレーズをあらためて指板図で確認しましょう。
指板がどう映っているのか
コードで確認
キーAのフレーズ、この人には指板に6弦ルートのAmコードが見えています。
このフレーズとAmコードを重ねるとこんな感じ。
フレーズに使われる6音のうち、4音がAmコードフォームに含まれる音になっています。
スケールで確認
同時に、6弦ルートのAmペンタのボックスが見えています。
Amペンタを重ねるとこんな感じ。
フレーズの6音のうち6音全てがAmペンタに含まれる音です。
どのような音の構成になっているのか
このフレーズは、「ミ」を中心につくられていることに気づいたでしょうか?
「ミ」がフレーズの中で四回も弾かれています。
1.レ、ミ(チョーキング)
2.ラ、ミ
3.ソ、ミ
4.レ、ミ(チョーキング)
キーAの5度である「ミ」を何度も何度も強調して、図太いハーモニーを生み出し、印象づけているわけですね。
フレーズの肝は
前述のとおり、「ミ」を強調するフレーズですので、「ミ」へのアプローチの際に、粒立ちを意識しながら弾いてみてください。
フレーズに一本、芯が通ったような響きになると思います。
もう一度聴いてみよう
今回のフレーズをもう一度聴いてみましょう。
(動画は#18の8分28秒から再生されます。)
まとめ
今回のフレーズのまとめです。
このフレーズは、
6弦ルート(5フレット)のAmコード、Amペンタトニックを想定。
音の構成は、「ミ」を四回弾いている。そうすることで図太いハーモニーを印象づけることができる。
「ミ」へのアプローチの際に、音の粒立ちを意識するとフレーズの芯が通った響きになる。
このように解釈できます。
最後に
今回は#18をご紹介しました。
フレーズは、「何を弾いたか」だけでなく、「どう弾いたか」も大切です。それを教えてくれるお手本のようなフレーズでした。
あなたのギターの引き出しがひとつ増えたなら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに。
最後に、「もっとフレーズの引き出しを増やしたい!」という方はこのシリーズの他の記事を覗いてみてください。
参考:【目次】ズボラギタリストがフレーズ100個覚えるためのノート
それでは、Love Guitar!
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