ポールギルバートが愛してやまない、圧倒的ブルージー激変フレーズ【たった1音】

こんにちは、ギターブロガーのRimo(@RimoGt)です。

「読むだけ3分でギターフレーズが1つ弾けるようになる」、ズボラギタリストシリーズの37回目となります!

難しくて手間のかかる、ギターフレーズの習得。

そんな悩みを解決するのがこのシリーズ。

「指板と音楽理論な結びつき」を図で見える化してお伝えすることで、「音楽理論が苦手!」「でも忙し過ぎる!」という方でも、通勤・通学のスキマ時間の3分を使って記憶にガッチリと定着できるよう工夫しています。

それでは、今回のフレーズ解説にいってみましょう。

今回は、ポールギルバートも多用している、「たった1音で圧倒的ブルージーに激変するフレーズ」です。

フレーズを聴いてみよう

まずは#37のフレーズをお聴きください。

(動画は#37の19分44秒から再生されます。)

一発目の豪快なチョーキングから始まるのがインパクト大です!ペンタトニックの雰囲気のなかに、絶妙な泥臭さ=ブルージーな雰囲気が散りばめられていますね。ポールギルバートを彷彿とさせるフレーズ。

指板図で確認

このフレーズをあらためて指板図で確認しましょう。

指板がどう映っているのか

コードで確認

キーCのフレーズ、この人には指板に4弦ルートのCmが見えています。

Screenshot

このフレーズとCmコードを重ねるとこんな感じ。

Screenshot

フレーズに使われる8音のうち、4音がCmコードに含まれる音になっています。

と同時に、4弦ルートのCメジャーコードも見えています。Cmとの違いは1音だけです。理論的なことはここでは触れませんが、実際に鳴らしてみて響きの違いを感じてもらえればと思います。

Screenshot

スケールで確認

同時に、4弦ルートのCmペンタのボックスが見えています。

Screenshot

Cmペンタを重ねるとこんな感じ。

Screenshot

フレーズの8音のうち6音がCmペンタに含まれる音です。

残りの2音が、このフレーズのポイントになってきます。

どのような音の構成になっているのか

基本的には、Cmペンタトニックスケールの下降をしているフレーズですが、Cmペンタトニックではない音が2音含まれています。

どれだかわかりますか?

フレーズの1音めと、最後から2音目。

どちらも「ミ」の音、Cmペンタトニックには含まれない、Cメジャーの音です。

「ミ」を通過しながら Cmペンタを下降していく、という構成です。

フレーズの肝は

Cmペンタスケールではない、「ミ」の音を意識的に混ぜ、ブルージーな雰囲気を全面に押し出すことがこのプレイの肝になります。

1音目はチョーキングで、最後から2音めはハンマリングで弾いています。

マイナースケールからメジャースケールに雰囲気が移ることを意識して、たっぷりめに奏でるとブルースできます。顔も一緒にチョーキングしてもいいでしょう(笑)

もう一度聴いてみよう

今回のフレーズをもう一度聴いてみましょう。

(動画は#37の19分44秒から再生されます。)

まとめ

今回のフレーズのまとめです。

このフレーズは、

4弦ルート(10フレット)のCmコード、Cmペンタトニックを想定

音の構成は、Cmペンタトニック下降に、Cメジャーの2音

フレーズの肝は、Cメジャーの2音をためてためて奏でる

このように解釈できます。

最後に

今回は#37をご紹介しました。

ブルージーな雰囲気を作る2つのプレイを含んだフレーズでしたが、どちらもブルースギターの常套句で、あらゆるところで連発されてきたテクニックです。ぜひあなたも連発してみてください。

あなたのギターの引き出しがひとつ増えたなら幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次回もお楽しみに。

最後に、「もっとフレーズの引き出しを増やしたい!」という方はこのシリーズの他の記事を覗いてみてください。

参考:【目次】ズボラギタリストがフレーズ100個覚えるためのノート

それでは、Love Guitar!

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