こんにちは、ギターブロガーのRimo(@RimoGt)です。
「読むだけ3分でギターフレーズが1つ弾けるようになる」、ズボラギタリストシリーズの38回目です!
練習は大事なのはわかってる!でも時間がない!なんならめんどくさい!
わかっちゃいるけどなかなか手がつけられない、ギターフレーズの習得。
そんな悩みを解決するのがこのシリーズ。
「指板と音楽理論な結びつき」を図で見える化してお伝えすることで、「音楽理論が苦手!」「でも忙し過ぎる!」という方でも、通勤・通学のスキマ時間の3分を使って記憶にガッチリと定着できるよう工夫しています。
それでは、今回のフレーズ解説にいってみましょう。
今回は、「簡単だけど複雑に聴こえる、速弾きペンタ系ロングフレーズのコツ」です。
フレーズを聴いてみよう
まずは#38のフレーズをお聴きください。
(動画は#38の20:22から再生されます。)
ペンタトニック系の、速くてカッコいいフレーズですね。長さもあるし、複雑な印象を受けます。
これをさらりと弾くことができたら、結構ギターやってる感が出ると思いませんか!?
このフレーズを覚え、さらにはペンタ系速弾きフレーズの組み立て方の方も習得してしまいましょう!
指板図で確認
このフレーズをあらためて指板図で確認しましょう。
今回のフレーズは音数が多いので、さらりと流していただいて結構です。これを覚えられる方法をのちに説明しますので!
指板がどう映っているのか
コードで確認
キーAのフレーズ、この人には指板に4弦ルートのAmコードが見えています。
このフレーズとAmコードを重ねるとこんな感じ。
フレーズに使われる8音のうち、5音がAmコードに含まれる音になっています。
スケールで確認
同時に、6弦ルートのAmペンタのボックスが見えています。
Amペンタを重ねるとこんな感じ。
フレーズの8音のうち7音がAmペンタに含まれる音です。
どのような音の構成になっているのか
一見、複雑に見えるこのフレーズですが、小さな王道フレーズの塊がつながってできています。それが分かれば案外あっさりと覚えられるし、弾きこなすことも見た目よりは易しいはず。
- チョーキングから下降3音
- トリルから下降1音
- トリルから下降3音、3音、3音
- 締め
今回はこんな風に分けてみました。
1. チョーキングから下降3音
まずは、チョーキングから。
そしてペンタの下降3音。これで冒頭部分は終わり。
2. トリルから下降1音
お次は5音ひとかたまりのフレーズです。
トリル2回。
プラス1音。
3. トリルから下降3音、3音、3音
中盤に入ります。まずはトリル。
そしてペンタの下降3音が3回続きます。
1回目。
2回目。
そして3回目。ペンタトニックをなぞります。
4. 締め
そして締めフレーズ。
もう一度ペンタの下降3音…と思わせてチョーキングのためを入れて意表をつく感じ。
そしてルートへ向かって下降し、フレーズが締まっています。
フレーズの肝は
フレーズとしてはとても長いですが、流れを止めないこと。これが肝になります。
前節で説明した構成をしっかりとイメージしながら弾くことが肝になるかと思います。流れが途切れなければ少々荒っぽく弾いてもかっこいいですです!
とはいえ、一つ一つは基本的なテクニックの連続なので、
細切れフレーズを手癖になるまで練習する→繋げて練習する
これをやることでペンタ系の速弾きの強力な武器になります。
もう一度聴いてみよう
今回のフレーズをもう一度聴いてみましょう。
(動画は#38の20:22から再生されます。)
まとめ
今回のフレーズのまとめです。
このフレーズは、
4弦ルートのAmコード、Amペンタトニックを想定
音の構成は、複雑に見えるが実は4つのパートに分かれた王道フレーズの連続
フレーズの肝は、流れを止めないこと
このように解釈できます。
最後に
今回は#38をご紹介しました。
チョーキング、トリルを組み合わせながら下降フレーズを繋いでいく…ブルースプレイを組み立てる上でとても重要なエッセンスがぎっしり詰まった、今回のフレーズでしたね!
あなたのギターの引き出しがひとつ増えたなら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに。
最後に、「もっとフレーズの引き出しを増やしたい!」という方はこのシリーズの他の記事を覗いてみてください。
前回:ポールギルバートが愛してやまない、圧倒的ブルージー激変フレーズ【たった1音】
目次:【目次】ズボラギタリストがフレーズ100個覚えるためのノート
それでは、Love Guitar!
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