こんにちは、ギターブロガーのRimo(@RimoGt)です。
「読むだけ3分でギターフレーズが1つ弾けるようになる」、ズボラギタリストシリーズの42回目です!
だけど難しくて手間のかかる、ギターフレーズの習得。
そんな悩みを解決するのがこのシリーズ。
「指板と音楽理論な結びつき」を図で見える化してお伝えすることで、「音楽理論が苦手!」「忙し過ぎる!」という方でも、通勤・通学のスキマ時間の3分を使って記憶にガッチリと定着できるよう工夫しています。
こんな悩みはありませんか?
かっこいいフレーズのはずなのに、自分の弾くとなんかショボい
あの人が弾くとなんであんな格好良くなるのかわからない
何弾いても「かっこいい!」「シっブ!」と言われたい
本当に上手な人は、簡単なフレーズを弾いてもなぜかめちゃかっこいい。なぜなんでしょう?
Rimoは長年、うまい=難しい曲が弾けること、だと思っていました。
高い難易度の曲ばかりに挑戦し続け、それが弾けるようになることでギター上級者になれる。
そんな穿った信念を持ち続けた結果・・・。
難易度の高い曲は弾けるようにもならないし、普通の曲を弾いてもダサい。そんなギタリストが爆誕しました。
本当にギターやめようと思いました。何度も。
しかし、もう一度一から出直そうと。ちゃんとやろうと。
そんなこんなで、フレーズを丁寧に弾くことの大切さを学び、その一部でも皆さんと共有できればと思いこのシリーズを始めたわけです。
今回は、「自分が弾くと何弾いてもダサくなる人必見のニュアンスフレーズ」です。
フレーズを聴いてみよう
まずは#42のフレーズをお聴きください。
(動画は#42の22:48から再生されます。今回のフレーズを見終わったら一時停止いただいて、次に読み進めてくださいね。)
指板図で確認
このフレーズをあらためて指板図で確認しましょう。
ポジションを確認しながら、電子コミックを見るようにパラパラと進めていってくださいね!
指板がどう映っているのか
コードで確認
キーBmのフレーズ、この人には指板に6弦ルートのBmコードが見えています。
このフレーズとBmコードを重ねるとこんな感じ。
フレーズに使われる5音のうち、3音がBmコードに含まれる音になっています。
( )で囲んだ2弦12フレットは、1弦7フレットと同じ音(B音)です。
スケールで確認
同時に、6弦ルートのBmペンタのボックスが見えています。
Bmペンタを重ねるとこんな感じ。
フレーズの5音のうち5音全てがBmペンタに含まれる音です。
どのような音の構成になっているのか
音は全てペンタトニックスケールで構成されています。
ポジションで分けて考えます。
フレーズ後半で用いられる、点線より左側部分(←)のペンタポジションは覚えている人は多いかと思います。
それに対して前半で用いられる、点線より右側部分(→)を把握している人は、中級者といっても良いのではないでしょうか。
形がイメージできない方は、そう焦ることはありません。フレーズを覚えながらちょっとずつ体得していくと良いかと思います。
フレーズの肝は
このフレーズの中に3箇所、ニュアンスを出すためのテクニックが取り入れられています。
気づきましたか?
正解は、
1音め スライドアップ+チョーキング
3音め スライドダウン
7音目 クォーターチョーキング
です。
上から1、3、7音めになります。
こういったニュアンスを要所要所にさらりと挟み込むことで、フレーズのオシャレ度や豊かさが生まれてギターらしいかっこいいフレーズになっていく、というわけですね。
テクニック的にちょいムズなのが、1音めのスライドアップからのチョーキング。安定した音量とピッチになるよう、繰り返し弾いてマスターしましょう!
もう一度聴いてみよう
今回のフレーズをもう一度聴いてみましょう。
(動画は#42の22:48から再生されます。)
まとめ
今回のフレーズのまとめです。
このフレーズは、
最後に
今回は#42をご紹介しました。
初心者から上級者に成長するためには、もちろんより難しいフレーズが弾けるようになることも大事ではありますが、シンプルなフレーズを豊かに表現できることも大切。
それを考えさせてくれるいいフレーズでした。
あなたのギターの引き出しがひとつ増えたなら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに。
最後に、「もっとフレーズの引き出しを増やしたい!」という方はこのシリーズの他の記事を覗いてみてください。
参考:【目次】ズボラギタリストがフレーズ100個覚えるためのノート
それでは、Love Guitar!
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