40歳からギターを始めるにあたって気をつけたいこと3つ

こんにちは、ギターブロガーのRimo(@RimoGT)です。

全世界がコロナの脅威から元の生活に戻ることを切に願うなか、「おうち時間」という言葉が生まれ、それを機にギターを始める方が増えた昨今。

ギターの売り上げが過去最高になったというニュースも耳にします。

特に40代の方が、ギターを始めたり、昔弾いていてあらためて始めたりすることが多いそうです。

新しいことに挑戦することは、いくつになってもワクワクします。

それを強く実感するのもまた40才くらいからではないかと思います。

ギターは最高の趣味!

中でもギターは素晴らしい趣味です。

会社や家庭で嫌なことがあっても全部吹き飛びます!

音色を自分が奏でる幸せは楽器演奏をする上で1番の醍醐味ですし、コツコツ練習して上達していく達成感も何物にも変えがたい喜びがあります。

またギターは見ているだけでカッコよくていつまででも眺めていられますし、指を動かすことで脳の活性化も科学的に効果が認められている、まさに「キングオブ趣味」だと思うんです。

ですから40代でギターを始められた方には、ぜひ一生弾き続けていってもらいたいです。

でも、やっぱり不安はつきもの

とはいえ、40から始めても遅くないだろうか…

この歳で本当に上手くなるのだろうか…

という不安があるかと思います。

それに関しては心配いりません。

今は「コロナ禍でおうち時間が増えた」という側面と、「情報網が発達した」という側面が、ギターを弾く上で有利にはたらく環境になりました。

YouTubeでレッスン動画が無料で見られる

Amazonで教則本が手に入る

有名ギタリストにオンラインでレッスンが受けられる

本当に良い時代です。

便利だからこそ気をつけて欲しい

しかし、ギター上達に恵まれた環境だからこそ気をつけたいことがいくつかあります。

それにハマってしまうと、モチベーションは下がり、上達が止まってしまってしまいます。

そして「ギターはもういい」ということになりかねません。

せっかく始めた素晴らしい趣味を、挫折や後悔と共に辞めてしまうのは非常にもったいないことです。

これさえ知っておけば安心

しかし、それらはギターを始める前にちゃんと心構えができていれば臆することはありません。

ということで今回は、「40代でギターを始める際に気をつけておきたいこと」をご紹介します。

自己紹介

申し遅れましたが、私はギターブロガーのRimoといいます。40を超え、ギターを弾く人間の1人です。

私の場合は、30代前半で5年ほどブランクがあって30代後半でギターを再開しました。コロナよりちょっと前です。

ざっくりこんな感じです。

30代前半まで ギターにずっとハマっていた

30代半ば 結婚、出産、引越し、子育て期にギターを中断

30代後半 単身赴任を機に一念発起して再開するも、驚くほど下手になっており本格化せず

40代前半 諦めきれず本腰を入れ始め、ギターブログを立ち上げる

今はガッツリとギターにハマっています。

下手したら10代の頃よりも。

10代の頃は「女の子にモテたい」とか、下手なくせに「あわよくばプロになりたい」とか、邪念と葛藤にまみれてギターを弾いていました。今思うと笑ってしまいます。

現在は歳を重ねて、純粋にギターと音楽を楽しめるようになりました。

また知識や経験を重ねて、若い時の「がむしゃらにギターを弾きまくる」から今は「考えて弾く」へとシフトして、日々ギターと触れ合っています。

40代でギターを始めるにあたって気をつけたいこと

前置きが少し長くなりましたが、本題に入りましょう。

40代でギターを始める際に気をつけたいことが3つあります。それは、

「体」に気をつける

「ガチ勢」に気をつける

「沼」に気をつける

以上3点です。

これは、遅かれ早かれギタリストに襲ってくることです。

うまく対処しないと、最悪ギターが続けれらなくなってしまいます。

しかし、知っているだけでそれを未然に防ぐことができます。

順番に具体的にみていきましょう。

「体」に気をつける

肩と腰をいわさないために、姿勢作りをする

肩や腰をいたわる。これはピンときやすいと思います。

40代になると、若い時ほど体に自由が効かなくなっていることが、実感できると思います。

ギターはインドアの趣味ですし、座って演奏することもできますが、見た目以上に体への負担かかかります。

Rimoは長らく、肩こりや腰痛でギターが弾けない体になっていました。

これはギターだけが原因ではなかったのですが、仕事も休まなくてはいけないほど激しい痛みに襲われました。姿勢はぜひとも気をつけたいポイントです。

ここ最近リモートワークが普及して、オフィスチェアを見直して買い替える方が多いそうですが、ギターも椅子は非常に大事です。

座ったときに両足のかかと足が地面につくのが好ましいです。

そしてさらに大事なのは、足を浮かせる「足おき台」。

片膝を十分に曲げて、太ももでギターを抱えるように構えるのが基本姿勢となります。

右膝を浮かせる、左膝を浮かせる、両方のパターンがありますが、自分にとってやりやすい方で構いません。Rimoは右膝です。

足を組んで太ももを浮かせる方法もありますが、長時間は腰に負担がかかるので普段の練習ではおすすめしません。

正しい姿勢を保つためには、まず椅子の高さ足おき台の設置

これを整えましょう。軽くみていると本当に痛いことになります…。

腱鞘炎に注意

腕や指の腱鞘炎にも注意が必要です。

ギターの押弦は、初めは硬く感じます。痛みも伴います。

しかし、例えばお仕事で普段から指や腕の筋力がある方もいらっしゃるかと思いますので、初めから簡単に押さえられるという人がいるかもしれませんね。

そこで注意して欲しいのが、腱鞘炎です。

ギターを弾くときはこれまでの人生でほぼ使ってこなかった筋肉をたくさん使います。

自分の使い慣れた筋肉の力を使って一時的に押さえられたとしても、長時間グイグイ押さえていると、使ったことのない筋肉がビキっといく可能性があります。

指や腕の筋肉を入念にストレッチしてから、弾くようにしてください。

これは、どれだけギター歴を重ねても習慣的に行うことを強くおすすめします。

スポーツするのと同じように考えていた方がいいです。

痛みを感じたら、すぐやめる。

お酒を飲んで気分が良くなって、パッとギターを手に取って爪弾くなんてできたらカッコいいですが、慣れていないうちは気をつけてくださいね。

「ガチ勢」に気をつける

ギターを弾くようになると、他のギタリストが気になり始めます。

他の人がどんな演奏をしているのか、SNSやYouTubeで見たくなるのが人間の性です。

そこで気をつけて欲しいのが、「ガチ勢」です。

自分よりも若い人や中には子供まで、男も女も、とんでもなくうまい人たちがネットの向こうで超絶演奏を繰り広げています。

初めのうちは、素直に「すげぇ!」という気持ちで見ることができると思います。

が、練習を重ねれば重ねるほど、自分が一生懸命やればやるほど、彼らの技術の高さと、自分の技術の低さのギャップの大きさが嫌になってきます。

Rimoは相当やられました。

しかし、そこで冷静になって欲しいんです。

SNSのアルゴリズムによって自動的に自分の元に届いてくるような、4桁以上のいいね!をまとったギター動画というのは、そもそもすごい演奏なんです。

だから回り回って自分のタイムラインに表示されるわけです。

毎日毎日、色んな人の超絶動画が表示されると、自分以外のギタリストが全員めちゃくちゃ上手いような錯覚に陥ることになりますが、実際はそんなことありません。トップオブトップの方達です。

自分よりも何年も前から、真剣にギターと向き合ってきたんです。

だから、彼らと自分を比べてはいけません。比べるのは、「昨日の自分」です。

昨日より上達した、これを味わい続けることが趣味ギターの楽しみです。

彼らに敬意を評して、いつでも「いいね!」と思えるような心もちでいましょう。

「沼」に気をつける

他の趣味にハマった経験がある方は理解できると思いますが、ギターにも「沼」が存在します。

機材沼」です。

ハマったら抜け出せない「機材沼」とは

ギターの世界も、ギターのみならず様々な周辺機材があります。

それはもう、魅力的で、カッコよくて、キラキラしています。

ギター歴が長くなるにつれて、機材の情報に触れる機会も増えていくでしょう。

40歳であれば、家庭で色々な出費が重なる人もいれば、貯蓄に余裕がある人もいると思いますが、いずれにしてもギターの機材は無限に存在し、価格は青天井です。

初めたての頃は、「コレクターになりたい!」というより「ギターが弾きたい!」という気持ちが強いでしょうから、その気持ちは大切にしてください。

コレクションが悪いということではありません。私も独身の頃は給料が入ったら即、高い機材を手に入れていましたし、今でも収集癖がありますのでネットで新製品のチェックをするのも楽しい時間の過ごし方です。

が、求めてもキリがない、ということも覚えておいた方がいいです。私の経験談です。

「この機材を買うために家族をどう説得しようか」とか、「掘り出し物がないかチェックしないと」という時間に自分の人生を支配されすぎないように注意してください。

また、SNS上では新しい機材を手に入れたら、「マイニューギア!(MNG!)」といって写真を晒すことが定番の投稿となっています。

とっても魅力的に映りますが、「みんな買っている!」という錯覚に惑わされないように…。

まとめ

今回のまとめです。

40歳からギターをはじめるにあたって気をつけたいこと3つ。

「体」に気をつける
肩こり、腰痛にならないように、椅子と足おき台を準備して、正しい姿勢で弾きましょう。
「ガチ勢」に気をつける
超絶上手い人はゴロゴロいますが、比べるのは昨日の自分。上達を楽しみましょう。
「沼」に気をつける
魅力的な機材は常にあなたの購買意欲をくすぐってきます。本当に必要なときに、良いものを選んで買いましょう。

体も心もお金も、若い時は多少のムチャは効きましたが、アクセル全開でそのままコーナーに突き刺さることのないようにしながら、ギターを一生の趣味として楽しんでいきましょう!

参考として、「フレーズの引き出しがなかなか増えない」とお悩みの方は、1日3分でめきめきフレーズが身につく「ギター脳」シリーズをぜひ参考にされてください。

参考:【目次】ズボラギタリストがフレーズ100個覚えるためのノート

最後に、モチベーションが下がって「機材沼」ハマり、そこから抜け出したお話もあります。こちらも併せてご覧ください。

参考:【ギター】低下したモチベは物欲では補えない。

それでは、Love Guitar!

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