オーバードライブ難民にならないための基礎知識 おすすめも

欲しいエフェクターをあれこれ悩む時間って本当に楽しいですよね!一方、エフェクター はすごい種類のものが次々と発売されており、動画サービスの発達で手軽に見たり聞いたりできるようになったものの、一つ一つ聴き比べていくのは骨が折れる作業ですよね。楽器屋さんに試奏に行くしても、見たことないペダルが置いてあったりどれから弾いたらいいのか迷うくらい豊富なラインナップがあります。

そこで今回は、ペダルの中でも特に種類が多く違いが分かりづらいオーバードライブペダルについてお話ししていきます。

ディストーションペダル編:「また買うの?」ポチる前に見て欲しいディストーションペダル選び

この記事ではこんなことがわかります

この記事では、オーバードライブペダルが狙っている音の方向性を理解することで、本当にあなたが検討すべきペダルの系統を絞り込むための基礎知識を得ることができます。

自分の好きな音、欲しい音の方向性がわかったら、そのジャンルの中から音色や予算で比較することで、スムーズに気に入ったペダルが見つけられるようになるでしょう。さらに各ジャンルの本家と、そのジャンルの低価格で評判の良いものも合わせて紹介しています。

オーバードライブ難民だった私

Rimo(@RimoGT)は以前、完全に「オーバードライブ難民」でした。自分の理想の音に近づけるために、ペダルを探しまくりました。買ってすぐ売ってしまったものもありましたし、とにかくいろんなペダルを試奏したり動画チェックしたりしました。オーバードライブって種類がめちゃくちゃ多いんですよね。さらに魅力的な新製品がどんどん発売されます。一時期それに完全に踊らされました。練習そっちのけでオーバードライブ検索していました。まさに難民です。

すごい時間はかかりましたが、オーバードライブっていうペダルには、ある程度音色の方向性が分類できることがわかりました。それがわかってからは、自分の狙う音色に対して1つペダルを持てば良いということになり、新製品が出たからといって、何時間もYou Tubeと通販サイトの無限ループにハマらなくなりました。

オーバードライブペダルの大まかな分類3つ

オーバードライブのタイプは、以下の3つに分けられます。(ただしこれに正確な線引きというものはありませんので、目安として考えてください。)

・中音域を際立たせる

・高音域を際立たせる

・全音域を際立たせる

中音域を際立たせる

オーバードライブのなかでは一番王道で、種類も豊富なジャンルです。

高音と低音をカットし、ギターらしい音域をブーストすることで、いわゆる「太い音」になるのが特徴です。バッキングにもソロにも使えますし、ブルースからジェントまで、幅広く活用できます。

チューブスクリーマー系(TS系)

本家チューブスクリーマーです。まずはこれをオーバードライブの基準として間違いないと思います。ハイとローをバッサリ落としてとにかくサウンドがグッとミドル寄りになります。

本家のミニサイズ。

ペダルボードをスッキリさせたい方向け。見た目も可愛いですし値段も本家より安いのもいいですね。もちろん音は本家のまま。

ボスの黄色いオーバードライブ

ナニナニ系という言い方はありませんが、TSと並んでド定番の音色で、中音域をブーストするペダルです。TSより低音が残るのが特徴で、ガッツのあるサウンドになります。

実際に楽器屋さんなどでチューブスクリーマーと聴き比べてみて違いを感じてみてください。

リサイクルショップの楽器コーナーにはかなりの確率で置いてあります。ボスのエフェクター は頑丈なので、中古で買っても外れがないのがいいですね。

品質が高く驚異的な低価格のラインナップを揃えて話題となったエフェクツベーカリーのオーバードライブ。見た目も可愛いです。TS系と言われることもありますが、低音がTSよりも出るのでOD-1寄りかなと思いこちらへ分類しています。

高音域を際立たせる

高音を持ち上げ、ボーカルとぶつからない抜けの良いジャキッとしたサウンドが特徴のジャンルです。ストラトやテレキャスターなどのシングルコイルのギターと相性がいいです。もちろんハムバッカーでも素晴らしい音色を出してくれます。

ブルースドライバー系(BD系)

ジャキっとさせつつ中音域もしっかり残してくれるペダルです。プロのペダルボードにもよく見かけます。それだけ頼りになるペダルと言えますね。BDもリサイクルショップでよく見かけます。安心安定のボス。

ケンタウルス系

高音を心地よく毛羽立たせ、カリッとした輪郭にしてくれる。あまり歪ませすぎずにクリーンの隠し味としてかけっぱなしにする人も多いです。オリジナルは販売していませんし中古品もかなりの高値で取引されていますが、後続のケンタウルス系ペダルはさまざまなメーカーから発売されていて、多くのギタリストが愛用しています。

値段は高いですが、これが一番本家に近いという人が多いです。

ケンタウルス系インスパイアはどれも数万円するものばかりでしたが、大手のエレクトロハーモニクスが低価格で高品質なものを発売し、話題となりました。Rimoも愛用しています。

全音域を際立たせる

ギターの低音や高音の成分をカットすることなく、きらびやかさや太さを加えて個性を持たせるタイプのエフェクターです。

「アンプライク」と呼ばれることもあります。

トランスペアレント系

アンプのように広い音域で輪郭を際立たせてくれる、プリアンプのようなペダル。トランスペアレント系のペダルは、クリーン系のアンプの再現と狙ったものが多いです。

最近クオリティの高いペダルが続々と登場し、今最も人気の高い領域とも言えます。

Timmyは発売当初、新しいオーバードライブのジャンルを開拓したパイオニア的存在としてかなり話題になりました。ここ最近、エフェクターメーカーの大手MXRとのコラボモデルが発売されて、また話題になっていますね。

VemuramのJan Rayです。最近の上級者のボードを見ると、このペダルが組み込まれている割合が高いです。

Timmyの回路をほぼそのまま使っているとかいないとか。

そんな話もありましたが、今ではすっかり定番のオーバードライブとなりました。

ツヤと太さが出て、ピッキングニュアンスもバッチリ出るペダルです。

KarDiaNのCHCl3クロロホルムです。エフェクタービルダーコンテストで優勝したブランドKarDiaNの国産オーバードライブ。

心地よいコンプレッションがかかり、音域がめちゃくちゃ広いです。

このジャンルは低価格なものがあまりない中、これもエレハモが出してくれています。オリジナルと同じく、高音と低音がそれぞれ調整できるノブが付いているので、ライブハウスやスタジオで「いつもと聞こえ方が違うぞ?」なんて時も対応できそうです。

ダンブル系

伝説のアンプ、ダンブルの音の特徴を持ったペダルです。きらびやかな倍音とレスポンスの速さ、ピックの強弱に対する追従性が、多くのギタリストを魅了しています。

マッドプロフェッサーというエフェクターを一役有名にしたペダルです。広い音域、鋭いレスポンス、敏感なダイナミクス、まるでアンプのような懐の広さを感じることができます。

ハニーオーバードライブのいわゆる中華コピー品。「中華コピーやるやんけ!」と言わしめた先駆け的な存在。音色はかなりオリジナルに近く、比較動画が乱立し話題となりました。すごい安いですが見た目は正直いけてないです。安い分持っていて損はないのでRimoも持っています。

まとめ

オーバードライブはめちゃくちゃ種類があって選ぶのは大変ですが、自分の求めているのは、

中音域を際立たせる

高音域を際立たせる

全音域を際立たせる

この3つのうちどれか?がわかるだけで、選択肢は一気に絞られてくると思います。また、新しいペダルと出会っても、「これはどの系統かな?」という見方ができれば自分に必要なペダルかどうかが判断しやすくなります。

今回の記事がみなさまのお役に立てたなら幸いです。

より歪みの強いディストーションペダルについても「どうやって選んだらいいの?」について記事にしていますので併せてご覧ください。

参考:「また買うの?」ポチる前に見て欲しいディストーションペダル選び

また、歪みペダルが決まれば次は残響系や空間系が気になるところ。筆者が「最強のマルチエフェクター」と位置付けるマルチエフェクターについての記事もありますので興味のある方は参考にされてください。

参考:ギター機材オタクがMS50Gが最強マルチエフェクターである理由をまとめる

オーバードライブサウンドが大好きなあなたは、カッティングやリフでノリの良いサウンドを出せていますか?

思ったようなサウンドが出ないのはもしかしてエフェクターではなくプレイに原因があるのかも。

そんな方におすすめ、数々の良質な教本を執筆されYouTubeでもお馴染みの宮脇俊郎さんの書についてレビューしていますのでそちらもご覧ください。

参考:「ギターが下手」、原因の90%はリズム感 を学んでみた【教本レビュー】

それでは、Love Guitar!

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